内容説明
サンフランシスコ条約を締結し、日本の独立を宣言した後から、本当の吉田茂の戦いが始まった。それは、日本人自身が独立することであった。北康利渾身の書き下ろし評伝!
感想・レビュー
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読書ニスタ
40
1946年に68歳で第一次内閣発足、73歳でサンフランシスコ講和条約、安保条約調印、89歳で死去、国葬。皇太子、今の上皇が自宅訪問。敗戦後の日本を、精神的、経済的、政治的に復興に振り向けた功績は大きい。外交官としての資質、ジョーク好きの天邪鬼。葉巻、パイプ、ブランデー。傲慢でわがまま。孫は麻生太郎。遅咲き。人生で重責を担える時間は限られている。 人を見抜く、人を操る、人を動かす、その能力はどのようにもたらされたのか。本人に聞いてみないとわからない?2020/08/30
凡人太郎
6
ん~2013/08/04
かおる
1
時間軸が前後するので、すこし読みにくかった。吉田茂への評価は分かれるが、占領時代を引き受け、敗戦国に前を向かせたのは間違いない。2013/02/23