新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング

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新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング

  • 著者名:唐木元
  • 価格 ¥1,298(本体¥1,180)
  • インプレス(2015/08発売)
  • ポイント 11pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784844338727

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内容説明

本商品は固定レイアウトのコンテンツです。文字列のハイライトや検索、辞書の参照引用などの機能はご利用になれません。あらかじめご了承ください。「書けないカギは書く前にあり」。毎月3,000本以上の記事を配信し続けるカルチャーニュースサイト「ナタリー」で実践されている文章の書き方を、一般向けに解説する初めての書籍です。通称「唐木ゼミ」と呼ばれる社内勉強会で新人育成を担当する著者が、「悩まず書くためにプラモデルを準備する」「事実・ロジック・言葉づかいの順に積み上げる」など独特の概念を通じて、文章を構造的に書くための方法をわかりやすく教えます。文章の具体的な改善ポイントも解説。企画書、報告書、レポート、ブログ、SNSなどあらゆる文章に有効です。

目次

表紙
はじめに
目次
第1章 書く前に準備する
書く前の準備で文章が決まる
01 良い文章とは完読される文章である
02 完読される文章、完食されるラーメン
03 文章は目に見えている部分だけではない
04 必要なものは主眼と骨子
05 悩まず書くために「プラモデル」を用意する
06 書きたいことのパーツを揃える
07 文章の主眼をセットする
08 文章の骨子を立てる
09 「構造シート」で整理する
10 トレーニングで上達する
11 話題は主眼に沿って取捨選択する
12 基本の構成は「サビ頭」
13 構造シートをもとに書き始める
14 書けなくなったら
15 作文の完成度はロングテール
コラム 速い・フラット・ファン目線がナタリーのポリシー
第2章 読み返して直す
「完読」を目指して文章を磨いていく
16 文章は意味・字面・語呂の3つの見地で読み返す
17 推敲の第一歩は重複チェック
18 文節レベルの重複を解消する
19 文末のバリエーションに気を配る
20 時制を混在させて推進力を出す
21 文型や段落単位の重複に注意する
22 主語と述語を意識しながら構造に還元して読む
23 単文・重文・複文を理解して係り受けを整理する
24 読点で区切る
25 ひとつの文で欲張らない
26 漢字とかなのバランスに注意する
27 本来の意味から離れた漢字はかなに開く
28 誤植の頻発ポイントでは事実確認を厳重に
29 修正したら必ず冒頭から読み返す
コラム 肩入れしない、批評しない。感想を書くのはユーザーの仕事
第3章 もっと明快に
読者の負担を取り除いてもっと伝わる文章にする
30 身も蓋もないくらいがちょうどいい
31 余計な単語を削ってみる
32 余計なことを言っていないか
33 「が」や「で」で文章をだらだらとつなげない
34 翻訳文体にご用心
35 濁し言葉を取る勇気を
36 伝聞表現は腰を弱くする
37 複雑な係り受けは適度に分割する
38 係り受けの距離を近づける
39 修飾語句は大きく長い順に
40 属性を問う主語は「こと」で受ける
41 受動と能動をはっきり意識する
42 おまとめ述語にご用心
43 情報を列挙するときは語句のレベルを合わせる
44 列挙の「と」「や」は最初に置く
45 並列の「たり」は省略しない
46 主語の「は」と「が」の使い分け
47 時間にまつわる言葉は「点」か「線」かに留意する
コラム 選り好みしない、全部やる。専門性は読者が見つけるもの
第4章 もっとスムーズに
読者に伝わる丁寧な文章にしていく
48 スピード感をコントロールする
49 体言止めは読者に負担を与える
50 行きすぎた名詞化はぶっきらぼうさを生む
51 指示語は最小限に
52 「今作」「当サイト」……指示語もどきにご用心
53 一般性のない言葉を説明抜きに使わない
54 わからないことはひと言でも書いてはいけない
55 「企画」「作品」……ボンヤリワードにご用心
56 「らしさ」「ならでは」には客観的根拠を添えること
57 トートロジーは子供っぽさを呼び込む
58 文頭一語目に続く読点は頭の悪そうな印象を与える
59 約物の使いすぎは下品さのもと
60 丸かっこの補足は慎み深さとともに
61 可能表現に頼らない
62 便利な「こと」「もの」は減らす努力を
63 なんとなくのつなぎ言葉を使わない
コラム ファンの気持ちに寄り添ってメディアを運営する
第5章 読んでもらう工夫
文章を伝える工夫は仕事の基本にも通じる
64 具体的なエピソードを書く
65 主観の押し付けは読者を白けさせる
66 人物名で始めると目を引きやすい
67 あえて閉じた言葉で読者との距離を縮める
68 名詞と呼応する動詞を選ぶとこなれ感が出る
69 数字を入れると具体性が増す
70 タイトルは切り口の提示から
71 記事単位の重複に注意する
72 インタビューの基本は「同意」と「深掘り」
73 感想文やレビューを書くには
74 長い文章を書くには
75 企画書を書くには
76 レイアウトの考え方
77 すべてのルールは絶対ではない
コラム 誰でも学べる「ナタリー文体」誕生の秘密
おわりに
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

徒花

299
KUにて。文章の書き方についてだが、どちらかというとテクニック偏重。また、どちらかというと本当に基本的な事項が多いので、それなりに核技術を持っている人にはあまり役に立たない。ただ、イラストをそこそこ多用していて、まとまりもいいので、読みやすい本ではある。個人的に走っていることが多かったので、そんなでもなかった。2016/09/02

えちぜんや よーた

98
「これからライティングを学習したい」・「ブログメディアで記事を掲載したい」という方向けの本。ただし初めての人がいきなり通読することはオススメしない。1回目は目次や見出しを読むだけで十分。文章を書き慣れていない人はとりあえず「100本ノック」として記事を書き続けることの方が大切だろう。大量の記事を書いた1ケ月ぐらい経過したのち、改めて自分が書いた文章を読み返してみる。そのときに再度この本の目次や見出しを見直してみよう。きっと気づきがあるはず。2018/06/29

yasunon

69
相性:★★★☆☆ 抜粋:見失いそうになったら、おいしく完食できるラーメンを思い出して、ジャッジメントの補助線としてみてください。 所感:文章を書くのが苦手で本書を手にとった。ライター教育のノウハウをパッケージ化した本というだけあって、各ステップが実践的で分かりやすい。巻末にある、「文章力は魔法やセンスの類でなく、簡単だけどかったるい作業の集積」という著者の言葉に勇気をもらった。読みやすい文章がかけるように、本書で指摘されているポイントを繰り返し練習したい。2022/04/18

matfalcon

53
よく利用する図書館で、「10時から開館します」との表示があったので、それは助詞がまちがっている、点の描写なら「10時に」になるはず、と注意したら直してくれた。小さな子も見る可能性が高い場合には特に注意したい。いきなり書き始めるのではなく、「構造シート」に基づいて書く。モジュール化する、など書くことに自己満足するのではなく、あくまで相手の完読を念頭に置く、など示唆に富む。2017/08/21

山のトンネル

37
★★。ブログや広報記事といった実用的な文章作成をサポートしてくれる1冊。良い文章とは、「完読される文章である」を目標に文章を磨くための細かなテクニックについても書かれている。漠然と書けないという悩みを抱える方にとって、「完読される文章」という視点はユニークなものに映るのではなかろうか。細かなテクニックについては多岐に及ぶため、実際に執筆したブログ記事を推敲する際に読むと気づきや発見が多いだろうなと考えている。2024/02/05

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