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内容説明
第23回小学館漫画賞に輝く哀切の戦記ロマン短編集。「悪魔伝の七騎士」「死神の羽音」「双発の騎士」「成層圏気流」「銃剣戦線」収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Bo-he-mian
10
少年時代に大好きだった、松本零士先生の「戦場まんがシリーズ」(aka「ザ・コクピット」)。しかし、この表題になっている『悪魔伝の七騎士』は、子供ごころにちょっとムヅカしいというか、分かり易い戦争アクションではなかったので、素直に入り込めなかった。時は流れ・・・大学生の頃に松本零士再発見のマイブームが起こって再読し、その黙示録的な幻想性と終末観に唸った。オトナになってから読み直して、新たな魅力を発見する漫画は多い。特にこの世代の漫画家の作品は。いまだにこのサン・コミックス版持ってるよ(笑)。2018/07/08
YamashitaKeiichi
0
1978年作。「成層圏気流」はこれまで多くの作家が思い描いたであろう、もしもの話。この話で最も辛い目に合うのは母国の勝利のために戦い敵兵を殺してもきたが、人の心を失わずに理性的である人々だ。兵器開発は戦争開始当時の想像の域をはるかに越え、とうとうたった一発で都市一つを蒸発させることのできる超兵器に至る。この主人公の判断、物語の結末とは裏腹に事実日本には2発の原子爆弾が投下されてしまった。たかが人一人の力では止められないことなのだろう。
kujira
0
あまりにも乾き切った戦場。だがしかし、それがリアリティというものなのかもしれない。それにしても黒の面積の多いマンガだなあ、と思う。2011/09/06