少年チャンピオン・コミックス 百人の半蔵 2

著者名：横尾公敏

秋田書店（2015/08発売）

• ISBN：9784253225526

内容説明

全国の半蔵を倒す旅に出た隻眼の剣士・極楽浄土無縁之助と地下幕府切り込み隊。しかし、立ちふさがる半蔵たちは皆、あまりにもクレイジーだった…。ド淫乱くノ一・摩夜を描いた短編「紅の女道」を巻末に収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[袖崎いたる]

半蔵大戦勃発の機運。この手の潰し合いはなんともいえぬ反知性的な感じがある。ヒマだから世界滅ぼすかぁー的な感じ？だがそれはそれで結構な快楽があるのも事実。そもそもゲバルト自体が知性から距離を置いているようなところもあるが。それでも政治的な手段として捉えられるという点から、いかな思想ゆえに使用されるのかという知性の介在余地が混入する。しかしみどろな戦闘場面に弁解的な口上が挟むと過剰な書き込みの観があったり。本作のみどろさはそれ自体快楽な類いのそれ。強そうな敵が百人もいるから消費財の観があり、その点でもみどろ。

2017/05/31

[かやま]

釘が刺さってるっていう設定がやっぱりクソ凄い。高橋式みたい奴が出てきたのがクソ嬉しいけどまだあんまり活躍してない。

2015/10/10

[北白川にゃんこ]

クソ半蔵たちのクソ戦争がクソ始まる…！クソ師匠との戦いをもうやるとはクソ意外。

2015/08/16

[Kenichi Shoda]

忍者なの?サムライなの?クソクソ言うわ、釘を目に差すとスリル感じて潜在能力発揮とか、ベタが多すぎてマンガからインクの臭いがするとか、斬新で面白すぎる。そして、いきなり2巻から貸してくれて、混乱に落としこんでくれた友人にクソ感謝したい。

2015/10/04

[sakti]

作者買い。クソヒーローがクソ半蔵共をクソぶった切る痛快活劇。師匠を越える一大イベントを躊躇うこと無く一話で終わらせるこのテンポ感。独特の台詞回しと迫力のある絵は好き嫌いが分かれるが、良いと思ったあなたにはおすすめ。

2015/09/22