内容説明
AV男優という職業を、男性なら誰でも一度は「うらやましい」と思ったことがあるのでは? 出演作品7500本超、経験人数は8000人超という、トップ男優しみけん氏が語る超絶業界裏話と仕事への矜恃。高校時代からAV男優になりたかったというしみけん氏だが、なぜかゲイ雑誌のグラビアでデビュー。そこからトップと言われる男優になるまでの回顧談や、AV男優に向いている人向いていない人、 女性を喜ばせるテクニックなど内容はてんこ盛り。 最近ではAFP通信など海外大手メディアからの取材も続くしみけん氏、渾身の初著書。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こばまり
58
男優のヒエラルキーやギャラ事情、撮影現場の様子等、興味津々な内容もさることながら文体が好青年でどしどし読ませる。仕事に真摯に向き合う姿が美しく、よし私も頑張ろうと前向きな気持ちに。2018/08/02
あっか
55
はあちゅうさんと事実婚したことで気になったしみけんさんの単著。もちろん、ザ!!な内容(笑)で知らない世界を覗き見できる楽しさはありますが、しみけんさんの仕事に対する姿勢や在り方は自己啓発書も顔負け!本当に好きなことを仕事にしていて、だからこそこんなに真剣なんだなと感心させられました。あとがきにははあちゅうさんの名前も。そうか、もうこの頃にはお付き合いしていたんですねー。旦那観察日記、めちゃくちゃ楽しくて可愛いです^^2018/12/22
いっちゃん
26
しみけんさんを知ったきっかけはツイッターで、サスケの出演を見合わされたのは職業差別だとつぶやいていたのを見てから。そしてヨッピーさんのしみけん1日密着記事を読み、真面目な方だと思いました。ベンガル虎より少ないAV男優という仕事は、確かに社会的な名誉を得られる職業ではないけど、人生に仕事に真面目に取り組むしみけんさんの姿に、私はあっぱれと思いました。これは素晴らしいエッセイだと思います。2017/02/14
やまねっと
16
いつも思うが、AV男優はすげえなということ。テクが凄いだけではない、性欲が凄いだけではない、社会人としても当然の振る舞いができないといけない。汁男優から徐々にステップアップしていく双六がAV界にはあるなと思った。どこの業界でもそんなヒエラルキーは一緒だなと思うが、私には勤まらないなと思った。大変だと思うが、これからも憧れの職業として差別はあれど、君臨してほしいと思った。 最後の章のSEX指南は参考にさせてもらいます。 チョコボール向井の伝説は強烈な印象を残した。すげえよAV男優は。にがりの使い方は笑ろた。2023/11/12
あび
13
最近アダルトものばかり読んでいて、性豪と思われてしまいそうだが、こういう業界モノの作品は得てして良作ばかりなんだよな。本書も漏れることなく、いい作品だった。男優社会の仕組みから、おもしろ話までバラエティに富んでいて楽しめた。しかし70人ほどしか男優が存在していないというのは、本当にすごいことだな…。2018/03/29