角川文庫<br> こちらニッポン・・・(上)

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角川文庫
こちらニッポン・・・(上)

  • 著者名:小松左京【著者】
  • 価格 ¥572(本体¥520)
  • KADOKAWA(2015/08発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 150pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041308295

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内容説明

一昨晩おそく、泥酔して地下鉄の階段から転げ落ち、気を失ったようだ。やっと意識を取り戻すと、街が異様な様子に一変していた。市街のあちこちで、タクシーが電柱にぶつかってぐしゃぐしゃになり、無人となった住宅の密集地あたりでは、黒煙があがっている。大阪じゅうの人間が、僕ひとりを残して消えてしまったのだろうか? あらゆる都市の知人宅や会社に電話をかけまくったが、誰も出ない。緊張と興奮の連続でくたびれ果てていたとき、突然、電話のベルが鳴った――! 日本が空っぽになる異常事態。残されたわずかな人間たちは、極限状態をどう生き延びるのか? SF長編の金字塔!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

カムイ

48
小松左京の作品は久しぶりに読んだ。関西言葉にクスリとするが設定はシリアスである。陽子の男勝りのバイクを駆ってそこには……目覚めたら一人ボッチは嫌だろうなぁ、下巻では消えた人々は現れるのか……2024/08/31

Sakie

13
ある春の夜、地上からほとんどの人間が消え失せる。人の姿だけが忽然と消えた大阪の街が詳細に描かれる。主人公が偶然訪れたのは作家小松左京の家。ホテル・プラザも事務所にしていたという。だから大阪か。さて、”消え残り”と動物だけが生きている世界。リアルに電力網の心配をし始めるあたりが小松左京だと思う。電気だけではない。ガス、水など、インフラが尽きればどう生きていけるのか。当時の社会状況なので、当然ながら、遠距離で連絡を取り合うのも、知識や情報を手に入れるのも、制限が多い。それでも現代のほうがより脆弱な気がする。 2025/10/29

hiyu

7
設定は大分昔のもの。何故か無人になる日本列島。携帯電話もなければネット環境もない。その中、それ以外の手段を用いて連絡を取り、現状打開を図る人々。随分リアルのように感じ、一気読みしてしまう。2018/11/03

jupiter68

1
なんだか、この間読んだ「地球の放課後」というマンガと話が近いなんて思う。こちらの方が古い話だったね。後半はどのように展開するのか、どのように話を終わりにするのかが楽しみになってきました。2017/11/05

かじ

1
昔、SFものはまってた頃 小松左京さんの本をあさって読んでました。これって読んだ事なかったな~と思い、懐かしくなって読み始めました。目が覚めたら世界中から人がいなくなってて、何が起こったのか?全くわからず。わずかに消えずに残った人々が連絡を取り合って集まり始めて…。なんか、今ひとつピリッとしないんですが、下巻に期待していざ!2016/08/11

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