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内容説明
「闘いのさなか、アイツは私に言った。「この悪魔め!」
あの眼は忘れないわ。きっと前にも増して私を憎んでいるだろうな。
私は闇の魔力遣い。骨の国に仇なす者を躊躇なく殺してきた。それが私の正義。
敵であるアイツの眼に悪魔と映ったのならばむしろ望むところだわ。
・・・・・・・・・え?・・・・・・・悲しそう?・・・・・・・・・私が?
バカバカしい。たとえこれが恋だとしても、私にはもっともっと大切なことがある。
もし別の出会い方をしていたら、って思わなくはないけどね。」
幼き頃より骨の国に忠誠を誓い、「闇の戦士」として暗躍してきたニキ。
そんなニキが恋した相手は、宿敵であるはずの「光の剣士」ツナシ。
闘う運命にあるのにもかかわらず、ツナシへの恋心は徐々に大きくなっていく……。
文明と文明が衝突する世界で、禁断の恋に落ちた悪の姫。
曽田正人が描く、先が読めない恋愛ファンタジー!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
神太郎
18
恋しちゃってるニキが主人公でツナシは今のとこ、蚊帳のそと。ツナシの事情よりもツナシが相手取る敵方の方を描くことでどっちの国も悪い人ばかりではないというのを見せたいのかな?やや視点がぶれてる気もする。ニキの親友ベルナも性悪だけどそれもニキが好きだからこそな部分とやはり持たざるものの嫉妬めいたものもあって嫌いではない。ただ、やはり本来的に読みたいのはツナシの側。もう少し主人公に日の目をとも思うが……。2019/12/01
緋莢
10
骨の国に仇なす者を躊躇なく殺してきた自分の正義が、「光の剣士」ツナシと出会った事で揺らいだのを自覚したニキ。ニキの“変化”に気づいたアモウが、ある仕掛けをするが・・・2015/08/11
けい
4
面白かった2016/01/11
四月朔日雪華
4
一冊丸ごとニキの話。揺れるニキの心。この子にもいろいろあるんだねぇ。ツナシの出番なし。2015/09/23
チューリップ
3
主人公のツナシが出てこなくてニキがメインの巻だった。ニキもベルナも色々抱えていてちょっと歪んじゃっているんだなと感じられた。ニキはまだ自分の中の感情を持てあましている感じでぶれているなあと思うんだけどその揺れ方はリアルな感じではあるかな。2017/03/02