内容説明
「……たしかに、これはあんまりね」
通り魔から女子高生を庇い、不慮の事故で殺され、加木智紀(かぎとものり)の人生は幕を閉じた……はずだったのだが、気がつくと目の前には女神と名乗る美女が。
彼女は智紀を異世界に転生させてくれると言う。
「――その代わり、あなたがこれから行く異世界に例の通り魔も転生しているから、この力を使って彼を倒してほしいの」
そう、事の発端の通り魔――杵崎亨(きざきとおる)は悪神の力によって異世界で再び生を受けていたのだ。
智紀は心身共に“24時間疲れない”能力(ちから)を得て、通り魔を追い異世界へ。
子爵家の四男エドガーとしての第二の人生が幕を開けた。
【不易不労(ふえきふろう)】の力を活かし、四六時中修行に励む0歳児、赤ん坊のエドガーは常人ではあり得ない速度で次々にスキルを磨き上げていった。
そんなある日、父親が司令官を務める軍の砦が敵組織<黒狼の牙>に襲撃され、エドガーも敵に遭遇してしまう。
その特徴は智紀の仇敵である通り魔のそれと酷似していて……!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アウル
7
殺人犯と間違われ殺されてしまった主人公が異世界転生した真犯人を追いかけ倒すため女神に24時間戦えるスキルを貰い頑張っていく話。確かにスキル上げとか単調だからカットするのは分かるが全体的に話の流れがなんか速いなと感じた。戦闘シーンもあっさりしてあんまり盛り上りがなかったな。イラストが表紙、口絵、挿絵の女のイラスト上手いのにその他の絵があんまりなんで差が酷く感じた。2015/07/24
葛野桂馬@時津風@ハスター
4
まあまあかな。眠らない、という能力でチートというのは斬新でよかった。ただ、レベリング描写など、繰返しがメインなのに、そこをはしょっていたのは少し残念かな。しかし、ここまで時間が進まない転生もの(乳児からスタート)は珍しいといえば珍しいか。評価は保留。続きは期待、というところかな?2015/07/27
菊地
0
Web版未読。主人公の前世の死に方が中々ひどいな!2015/10/21