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内容説明
とある孤島に、二人の男と一人の女。『ニコニコ人生センター』という宗教団体に所属し『孤島のプログラム』と呼ばれる無人島での共同生活を送り『安住の地』へ行ける日に思いを馳せている。
ある時、『船』に乗った外部の人間たちが島を訪れるが、彼らを『不浄』であると判断した男は『処理』してしまう。その頃から、孤島で暮らす男と女の関係に変化が生じ始め、互いに秘密を作ってはいけないはずの三人の間に、愛と欲と猜疑心が交錯する……!!
閉鎖された空間での規則的な自己運動と内部崩壊を、山本直樹ならではの醒めた視線でありながらユーモラスに描く本作は、今もなおリアルなものとして切実に訴えかけてきます。必見の作品です!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はるを
34
🌟🌟🌟🌟☆。2022年7月14日(木)に実写劇場版を鑑賞後に読了。約一年半くらい探していた漫画本を漸く入手。(ただのエロ漫画、と言ってしまうと身も蓋もないのだが。)テーマはカルト。無人島で暮らす信者の男女3人組(男2人女1人)。彼等の毎日のルーティンは意味不明な事ばかり。加えて無人島という極限の舞台がより人間臭さを際立たせる。睡眠と食欲は満たせているが、やがて横目に見つつなんとか流していた性欲が徐々に抑えられなくなった時に物語が漸く起動する。一巻はそこまで。著者のインタビュー形式の解説も面白い。2023/12/31
かながわ
3
穏やかなカルト宗教無人島生活と思いきやけっこう激動。ボコノンの教えがここまで広がっているとは。でも役立てようとしちゃあだめよ。2021/05/02
午後
3
カルト宗教に入信している男女3人が修行のため無人島で設定されたプログラムをこなしながら過ごす…というストーリー。閉鎖された環境の中での心理の移り変わりの描写がすごい。正しさって、信じるって、なんだろう。ぼくらがカルトにのめり込む人たちを見るときに感じるきまりの悪さ以上に、向こうから見たぼくらは気持ち悪いはずだ。プログラムの一環で、その日見た夢をすべて正直に話す、というルールが持つストーリーの原動力がすごい。2017/07/07
HK
1
無人島で男性2人、女性1人でくらすカルト宗教信者の物語。どこまでも空疎な『先生』の言葉に従い作業を繰り返す、無意味なりに平穏な日々が性と狂気によって少しずつ壊れていく様は静謐な凄みにあふれていて無性に怖ろしい。2015/07/07
Kavi
1
1999年に『ビッグコミックスピリッツ』で連載。連載当時、リアルタイムで読んでいて、オウム真理教を彷彿させる内容で信仰の危うさを考えさせられた。いろいろな縁があってつい最近、再読。疑いながらも、従うところとか、心理描写が怖いわ。信じたものが、崩壊していく様も怖い。目に見えない神を信じる心境って、どんな感じなんだろう。2014/03/15
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