内容説明
武器は“言葉”! 完全論破ディベートバトル!! 「お前、いま納得したな――?」 町中でフードを被った少女と大男が揉めている。そこへふらふらへらへら安物のマント姿の男・ワードがやってきて、剣も魔法も使わずにあっさり問題を解決! 彼はこの世界でもっとも恐れられる存在――言葉で納得させることによって、絶対的な力で相手を操る“戦闘論者”(バトロジカ)と呼ばれる流浪の能力者だった! 危険視されて連行されたお城でワードを待っていたのは先ほどのフード女あらため、この国の王女であるミシェル殿下。 「あんた、私に力を貸しなさい!」 「シュークリームで手を打とう」 気がつくと国を揺るがす一大事件に巻き込まれていたワードは、ミシェルを守り抜けるのか!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まりも
21
言葉で納得させることで相手を操る事が出来る"戦闘論者"たちが存在する世界で、主人公ワードはミシェル王女殿下を守りぬく事になる…な話。能力の条件や制限などなど「言論バトル」っぽい要素は確かにあるにはあるんだけど、肝心のそこが活かされていないのが残念。説明が多いせいで物語のテンポが悪くなっていたところも気になりましたね。展開にもう少し説得力があれば、また違った印象を持てたような気がします。設定は面白かったので次回作に期待しましょう。2015/06/28
瀧ながれ
15
口八丁で戦う能力者、というのは新鮮で読みごたえありましたが、使いどころの難しい能力ですな。武器戦闘がはじまるまえに要所に投入する、始まっちゃったらもう使えない、ような…。会話のなかから相手の策を推理し、それを崩す手を見つけるので、能力の有無以前に知力がないといけないのも、人間を選ぶと思う。世界設定の理解は必要ですがミステリー的に読める作品で、伏線に気づくとちょっと嬉しかったです。2015/08/08
晦夢
12
言葉で納得させ相手を操る力をもった戦闘論者のワードは王国の陰謀に巻き込まれることになる。謎解きのような、舌戦のような作品。相手を納得させるという基準が分かりにくい条件だが、上手く代償とか他の条件も組み合わせて、謎に謎を重ねていて面白かった。敵の周到さ、そしてそれを微かな穴から暴くワードの姿に燃えた。母親の愛とは偉大だ。えらく行動的なお姫様だことw 次巻も楽しみ。2015/06/29
しぇん
7
今一自分にはあいませんでした。納得させたら相手を思うがまま操れる能力者達が、相手がどのような能力を使ったのか探りあいながら戦う、能力推理バトル物でしょうか。ジョジョのスタンド戦みたいだなと思ったりも。物語の性質上仕方ないのですが、ややまだるっこしい展開に感じました。又、冒頭にもってきて物語を期待させる、王女との契約シーンが今一もりあがりにのりきれなかったあたりで、この物語は、自分とはテンポ合わなかったのかなと。2015/06/25
HANA
4
相手を納得させることで言うことを聞かせる事が出来る能力をもつ主人公の話。能力が能力だけに正面からの戦いや戦術といったことはないけれど、そこが新鮮で面白かった。なんか逆転裁判を読んでいるような感じ。ここから話を展開していくのはかなり難しいようにも思えるけれどせっかく良い内容だったので次巻を期待。2015/08/20
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