内容説明
小川国夫との五十年に及ぶ親交を「カミソリの刃のうえを歩くようなこと」と記す著者しか書き得ない、作家の素顔と作品の構造との関わり。小川文学の根幹に迫る評伝の完成。
目次
性情の闇から
こだわる人からの質問に答える
感覚表現による“造形”
「黒馬に新しい日を」における自伝的真実について
町の人々の眼
死をどのように考えていたか
わたしは生きられている
追記
著者等紹介
山本恵一郎[ヤマモトケイイチロウ]
1937年生まれ。1968年小川国夫と初めて会い、以降年譜制作、評伝を執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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