超訳 ヘッセの言葉

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超訳 ヘッセの言葉

  • ISBN:9784799317273

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内容説明

『車輪の下』ほかの印象から、ヘッセには甘酸っぱい青春小説を書く作家というイメージがある。
また、スイスの自然を謳う純粋で牧歌的な詩を書く人と見られることも多い。

しかし、現実のヘルマン・ヘッセは牧歌的でも甘美でもない。
決して害のないおとなしい人間というわけではなかった。
後期の作品である『デーミアン』『荒野の狼』『ガラス玉演戯』などから明らかなように、
彼は反権威主義者であり、妥協を赦さない苛烈で強い精神と、
自己を通しながら現実を生き抜く力を持った人だった。

「自分を癒すのも、助けるのも、自分自身だ。自分の魂を動かすのは自分自身なのだ」
「悩んでいるね。悲しいことが多いね。でも、喜びなさい」
「最悪の一日も、私のかけがえのない人生の大切な一日なのです」
「どこにいても、きみがどうあろうとも、きみは幸福になれる」

ヘッセの小説、詩、エッセイ、手紙などから、
ミリオンセラー『超訳ニーチェの言葉』の白取春彦が230の言葉を厳選した。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

抹茶モナカ

24
ヘルマン・ヘッセの言葉を白取春彦さんがチョイスして編集した名言集。ニーチェの超訳モノを編集した人で、恐らく、ヘッセがニーチェ信者だった繋がりからヘッセ名言集の構想をしたのだろう。1ページにヘッセの文章の断片がドンと掲載されている本で、小説や、書簡から抜粋したもので、良し悪しがあろうけれど、解説が欲しいところ。単独で意味が通ずる文章になっているが、読者の思考の助けになるような解説があると嬉しいところ。白鳥氏が何者なのか、よくわからないので、解説が付されると、本自体のうさん臭さがいや増すかもしれないけれど。2019/01/30

Mari

10
図書館2021/02/06

テツ

7
「自分であれ。そして自分という存在について考え続けよ」 『デミアン』も『車輪の下』も『シッダールダ』も、およそ全ての作品でヘッセが言いたい事はこれだけなんだと思う。ただ単純に自分の欲望や衝動に突き動かされ生きろという意味ではない。自らの内側を見つめ自問自答を繰り返し、人生を通じて自分という存在を創り上げていく。モラトリアム期間を延長したいがために行う安っぽい自分探しなどにうつつを抜かしていないで、日々の生活の中で自らの在り方を確認していくことが本当の意味で自分と出逢える唯一の方法なんだろうな。2015/08/20

星の王子さま

5
休日。カフェ巡りで出会った本。 自分の心の声に従って、自分自身を深めていくことが、人のためになる「献身のための利己主義」 わがままと紙一重。物事って、そんなものなのかなぁー しかし、心に響いた。2015/07/25

みみ

4
毎日寝る前に読む本。ヘッセの言葉はどんな時でも心に馴染んで、素敵な気分にさせてくれる。2020/05/25

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