内容説明
仏教伝来から平成の新仏教まで、日本仏教52の謎を解き明かす!
仏教はどのようにして日本に伝えられたか/最古の出家者はなぜ尼だったのか/聖徳太子は何ものか/奈良の大仏はなぜ作られたか/最澄と空海はどちらが偉大か/石庭とは何か/呪術によって病は癒されるのか/仏とは何なのか…ほか、日本仏教をめぐる謎と核心の部分を解き明かしていく書。(イラスト/しりあがり寿)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
金吾
23
日本仏教の変遷と特性がわかりやすく書かれています。特に各宗派の特性は面白かったです。2024/03/29
karoom
9
仏教について分かりやすく解説してくれている。宗派の種類も多く、関わる人物も多いので複雑で難解なところもあるが、面白い。仏教について入門書の一冊にいいかも。2019/02/22
getsuki
9
日本仏教とは何か?をわかりやすく説明した一冊。日本に入ることで日本流に変質した仏教。宗派のあれこれや違いを噛み砕いて説明しているので、入門編におススメ。2018/01/28
Humbaba
9
仏教は日本人の生活に根ざしたものになっているのは間違いない。ただし、だからといってその内容を誰もが理解しているかといえば、そのとおりであると断言できる人は多くない。様々なものの来歴を知ることによって、どれほど仏教が自分たちのセイアk津に根ざしていたかを知ることとなる。2015/09/11
よし
8
日頃、漠然としていた「日本仏教」に関する謎を分かりやすく解説してくれた。仏と菩薩の違い。菩薩と観音様、賽の河原でさまよっている子ども達を見守っている地蔵菩薩。仏様、ブッダ、お釈迦様、という尊称。日本古来の神様と仏様。神社と仏閣。・・「「わたし」というものと「仏」というものは、無限の入れ子構造になっているということもできます。「わたし」の中に「仏」があり、「仏」の中に「わたし」がいるのです。」「私たち日本人は、頑固に、御霊というものを信仰しているのでは?」という筆者の思いに共感してしまう。2016/01/11