内容説明
戦法の基本から最新形までを分かりやすく解説する「わかる!勝てる!!シリーズ」の第4弾は、アマチュアに人気の戦法「石田流」が登場します。
本書の大きな特徴は従来の本にはない新しい仕掛けが紹介されていることです。特に画期的なのは左美濃と左穴熊の二つ。左美濃は持久戦ではよく見られる囲い。今までは左辺から動くのが主流でしたが、居飛車側の対策も進んでいて簡単にはよくなりません。そこで本書で紹介するのは、何と玉側の桂で襲い掛かる攻め。一見軽い攻めですが、これが思いのほか手になってしまいます。左穴熊は最近流行している戦法で、穴熊が完成すると堅くなかなか厄介です。その対策として左穴熊が完成する前に素早く動いて攻略する手順が掲載されています。ともに石田流にとっては難敵ですが、本書で新しい攻め筋をマスターしていただきたいです。
また棒金や二枚銀に対する指し方も収録。最近ではあまり見られない戦法ですが、たまに指されてどう対応していいか分からなくて困ったという方も多いはず。そういう方にとっても非常に役立つ内容になっています。本書では「積極的に仕掛けて攻めていく」という石田流本来の長所を生かし、自分から動いていく変化が多く掲載されています。この本を読んで石田流らしい軽快なさばきを身に付けてください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こまごめ
10
石田流の本。石田流対策に対応してますが1つ1つは薄いのと、実践的で無い手順もありどうなのかな?といったところ。対中飛車左穴熊があるのは○。宮本五段のサイン本。揮毫は「気魄」2022/07/11
あなあき
2
石田流5冊目。宮本五段(昇段おめ)の初の著書ということもあり、言葉で説明するというよりは、実戦的な指し方や手順を紹介することに主眼が置かれた内容なので、ある程度の知識や経験がある人の方が、本書には向いているんじゃないかと思う。升田式や角交換などの急戦、対二枚銀・棒金、対△1四歩の相振り、対左美濃・穴熊と、様々な作戦に対する指し方を幅広く取り上げている。中でも、4手目に△5四歩〜中飛車左穴熊を目指してくる相手への対応策は、もはや振り飛車と呼べないような形も出てくるけど、自分はけっこう好きな感じで面白かった。2016/03/12
Sugaya Masaki
1
今まで石田流には63銀型穴熊にすることが多かったものの中飛車も有力であることが分かった。居飛車党目線で読んでいたが、振り飛車も楽しそうである。2015/08/15
kinaba
1
むずかしい2015/07/30
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