ハルキ文庫<br> 冒険王〈1〉ビスマルクの陰謀

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ハルキ文庫
冒険王〈1〉ビスマルクの陰謀

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  • サイズ 文庫判/ページ数 225p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784758438797
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

一八九五年、政府よりドイツ留学を命じられた陸軍中尉・志村一心は、一本気な性格から事件を起こしてしまう。日清戦争後の独露仏の三国干渉に憤るあまり、ドイツ外務省主催のレセプションで、これら三国の外交官と乱闘になったのだ。陸軍士官の身分ははく奪されてしまうが、英独仏の三ヵ国語が堪能で武道にも長けた一心は、間謀として生きる道を与えられることに。その任務とは、ドイツ統一をなしとげた鉄血宰相ビスマルクに近づき、対日政策を探ることだった…。究極のエンターテインメント冒険小説、第一巻!

著者等紹介

赤城毅[アカギツヨシ]
1961年、東京生まれ。「大木毅」名義で論文・翻訳多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

海猫

85
主人公が優柔不断だとか展開がご都合主義とか頭よぎるが、それ以前に作品に覇気が無さすぎじゃね?赤城毅作品って久々に読んだけど、著者の作品ってもっとキャラが弾んでたし、ワクワク感に満ちてたと思うんよ。それがまったくない。単純に作風がスパイものに向いてないんじゃ?派手なキャラ付けや奇抜な展開もこういう話ではやりにくいと思うし、仰々しい文体はまったく気分が出ない。続くんだろうけど初巻がこれではちょっと考えてしまう。これ一冊でまとまっている点は買い。2015/03/17

マムみかん(*感想は風まかせ*)

20
面白い新シリーズの開幕! 「ジョーカー・ゲーム」と同じスパイものですが、日清戦争直後のドイツが舞台なので、王道の冒険活劇という感じ。 ドイツへ留学中に騒ぎを起こし、陸軍士官の身分を剥奪され新米スパイとなった主人公と、ライバルの敵役(国を出奔した日本人)は日本刀で戦っちゃうんですよ~ドイツなのに(笑)。 謎いっぱいの上司・S が気になる!! ページ数が少ないので、諜報戦の方は分かりやすく派手。 まだまだ甘く、武士道精神に溢れた主人公が、非情な騙し合いの世界をどう生きていくのか見守りたいです☆2015/03/15

ミュポトワ@猫mode

15
図書館本。日清戦争後を舞台にしたスパイものの小説。表紙の女の子が可愛くて手に取りましたwハードボイルドや主人公が無双する話ではなく、一からスパイになっていく小説で、この巻では主人公はスパイに向いてないんじゃない?という感じで結構新鮮でした。この本は4巻まで出版されていて、本自体は薄いのもあり、さらりと読みきれる本に仕上がってます。でもなんでこのタイトルなんですかね?一巻目では冒険王の由縁がわかりませんでした。次巻以降でわかるんですかね?で、この巻の感想は、女って怖えぇってことです。次の巻も続けて読みます。2018/08/07

シン

12
一気に読めたものの、ドタバタ感があり、登場人物の把握が難しかった。それとメインのキャラの設定をもう少し深く掘り下げてくれたら、もっとわかりやすい構成になったのでは?それは次巻以降のお話かな?2015/11/24

颯稀

7
駆け出しのスパイ。同業者には即座に見破られ、ボスには全ての行動が筒抜けという有り様。 なかなか非情にもなりきれず、任務遂行中に出会った女性を助けたり、敵にとどめを刺しきれなかったりとまだまだ未熟で甘い一面も。 今後、どのように成長を遂げるのか期待。2015/07/18

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