内容説明
寒冷の大地を統治するイスカス王の美しく聡明な娘・オリガ。地護神と話す<環>[リーン]の力をもち、人々に尊敬される彼女だったが、父が一方的に決めた政略結婚を前に、憂鬱な想いで日々を過ごしていた。だが、婚約者とすり替わった盗賊の首領・ヴィサリオンによって、オリガはさらわれてしまう。絶体絶命の状況においても毅然とした態度を崩さないオリガに対し、ヴィサリオンが求めたのは――。 【おことわり】電子書籍版には、紙版に収録されている口絵・挿絵は収録されていません。イラストは表紙のみの収録となります。ご了承ください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
織花
3
うすうす感じていた「王道」をあとがきで言われたことになんだかガックリきたのは私だけかと思いますが…前作から同じく二人の想いの変化がわかりにくい。設定・展開・脇キャラはすごく好きです。姉弟の動きが交互に描かれる様は、まるで映画のようでした。下巻にて二人の道線がどう交わるのか、オリガ姫の恋の行く末は。楽しみに続きを読みます。2012/06/13
つくい
2
面白かった。出てくるキャラクターが多いのだけれど、その1人1人の個性や考え方が光っていていい。読みやすいし、展開も飽きない。2013/01/04
SHI-NO
1
話全体の雰囲気が良くて凄く惹き込まれる。続きは下巻で。★★★★2010/12/16
さり
1
大型動物はいいものです。2010/12/04
吉兆
1
王女の話と王子の話が並列してるんだけど、これ収拾つくんでしょうか。2010/10/03