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内容説明
螢(ほたる)の母の名は螢といい、ミナトの父の名はミナトという…。髪を切った螢は一躍有名モデルになる。その外見はミナトにそっくりで、不思議なことに性格さえミナトに似てくるようだった。螢は下田に愛を告げ、ミナトのいない世界へ歩き始めようとしていた。ミナトは螢の存在しない人生を選び、母とともに去っていこうとしていた。だが、ミナトは錯乱した母から螢と自分の名前の秘密を聞いてしまう…。スウィートでビターな愛の物語、ここに完結。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
菊蔵
8
改めて一気に読んで読み終わり、想像以上に繊細だったー!と入っていた肩の力を抜いた。十代の頃物凄い集中力で陶酔したように読み、当時も今も、誰に肩入れすることなく、感情移入することなくちょっと俯瞰するようにこの物語と対峙した。徐々にあらわになる蛍の強さとしたたかさ、それに反するように内向の海に没する水の繊細さに改めて唸る。自分のいる世界とも遠く、自分の感性に沿う登場人物も見受けられないのに、やはり途方もなく魅力的な物語に思えた。2011/09/18
たな吉
7
この結末が、すんなり受け止められるのは、性別にもよると思う。それにしても日の丸は名犬だ。2014/11/12
ちぇしゃ
5
「私たちもう他人なのよ。寝てしまったら終わりなの。かえらない卵を温め続ける不幸が、私たちの絆だったのだから」という台詞の重さは最初に読んだ時にはよく理解できなかったけど、今はその重さが胸に響く。親の恋というのは子どもにとって怖くて知りたくないと思いつつも、それが自分がここにいるはじまりなのだから無視はできない。だけど親の業を背負わされるほど子どもに罪があるとは思えないのですよ。で、こういう終わり方されると困る、その後が気になって困るwww本当に困るけど、大好きすぎて困る作品です。 2014/11/08
コリエル
3
「ねてしまったら終わりなの。実らない卵を暖め続ける不幸が、私達の絆だったのだから」。このシーンと、ラストの「私達もう一度生まれることが出来るわね?」という言葉からすると、蛍は水との子を宿すのかもしれない。しかし、蛍には母親とは異なり、生命の美しさと生きていく意志を与えてくれる下田の存在がある。だから命は繋がっていくし、蛍もまた下田とともに生きてゆけるのではないだろうか。ロミオは死に、しかしジュリエットとその卵は残った。この作品のタイトルはそういうことなのかな。昔より色々考えながら読まされた。2018/05/22
ちゃいみー
3
最後まで絵が綺麗すぎるほど綺麗でした。病んだミナトさえ綺麗だった…切なくていい悲劇でした。2014/05/03
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