内容説明
防衛副大臣となった渡瀬浩一郎に囚われたままの亘を、必死に探す昴。渡瀬は自身の黒い野望を達成するため、暗殺者・武部に昴の殺害を指示。一方、「破綻」のタイムリミットが近づく〈アゲハ〉達は、渡瀬抹殺のため動き出す。〈アゲハ〉の中心人物、学の体内で人類滅亡のウィルスが着々と生成されていく中、ついに三者が、富士山演習場で激突。誰が敵で誰が味方なのか――。死闘のシリーズ最終章!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
眠る山猫屋
40
少し持ち直した最終巻。暗殺者武部のあらかさまなミスリード感が凄いが、やっぱり切ない。そして渡瀬を狙うアゲハたちと昴たち。人質だった亘を洗脳して差し向けてくる辺り、渡瀬の悪役っぷりは清々しいくらい。最後はサヨナラ人類って言われたようで、この作者さん特有の切なさが吹き抜けた。2019/05/22
rio
33
渡瀬に囚われたままの亘を救うために動く昴達。破綻へのタイムリミットが近づき渡瀬抹殺に動くアゲハ。各々の想いを抱えたシリーズ完結編。3冊に渡る長編でしたが、全く長さを感じない程のめり込みました。もう少し長引かせて、さらに登場人物を深堀してくれるとより嬉しかったです。完結編では場面ごとに違った切なさや寂寥感があり、不器用な登場人物達の優しさが心に響きました。静かな余韻を残すラストが印象的です。2015/06/01
チアモン
28
予想していた通りのラスト・・・。でも、学の結末は一体どうなるんだろう。少しでも幸せになってもらいたいなぁ。碧には泣かされた。本多さんの作品の未読はあと1冊。どんな内容の本なんだろう。2017/02/14
山目
24
そういう結末ですか?本多さんらしいですね。最後の対決は少し残念でしたが、楽しめました。少し盛り過ぎていたかもしれない。行くも戻るも地獄、明日なき未来でも希望を持ち続けられるのだろうか。2015/05/26
タルシル📖ヨムノスキー
23
まさかあの人が敵だったとは!それはともかく最終決戦。特にモモとシズカの最後が切なすぎて、読むのが辛くなりました。できればチームスバルとチームアゲハが共闘して、真の黒幕である渡瀬をぶっ飛ばして、天寿を全うしてほしかった。読んでる途中で知ったことだが、この小説、映画になってたのね。観てないからわからないけど、この濃厚な3冊を2時間足らずにまとめるのはちょっと無理がある気がする。どうせならハリウッドでリメイクとか、アニメーションで観てみたい作品。でも学の能力のこともあるし、こんなご時世なので、今すぐは無理か。2021/09/14
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