講談社文庫<br> 白洲次郎 占領を背負った男(下)

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講談社文庫
白洲次郎 占領を背負った男(下)

  • 著者名:北康利【著】
  • 価格 ¥682(本体¥620)
  • 講談社(2015/06発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062762601

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内容説明

少年のようにスポーツカーをこよなく愛した一方で、戦後いち早く日本の経済的独立を目指し通商産業省創設に奔走。ところが創設後はすっと身を引く。 全てが次郎の「紳士の哲学」であった。エッセイスト白洲正子とともに過ごした彼の人生を膨大な資料を基に解き明かす必読の白洲次郎評伝。(講談社文庫)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

49
とにかくかっこ良かった。今の日本人にはこのような人がいるんだろうか?2011/02/02

ころこ

45
白洲は吉田茂の下でGHQ民生局と渡り合い、通産省の創設に尽力して戦後復興の大きな力となった。徒党を組まない。地位に恋々としない。プライベートでは車やゴルフなど多彩で破天荒。独立不羈で自由奔放。葬式無用、戒名不用はむしろ時代が追い付いてきた。商業と平和主義的な方法で問題を解決するのは、どこか司馬遼太郎の描いた坂本竜馬と重なる。いや、むしろ司馬が竜馬を白洲のように描いたのではないかと思わせる。チョイ悪おやじの走りのような人気だけでなく、2度目の敗戦と言われたバブル崩壊からの金融危機の時期に流行ったのも頷ける。2024/06/07

Nissy

37
この下巻はGHQとの手に汗握るような攻防や講和に至る経緯に白洲次郎がどう関わってきたかを克明に描写しています。白洲次郎がもしいなかったら、今の日本は違う姿になっていたかもしれません。気骨があってプリンシプルにこだわる人間の痛快なエピソードの数々は心に残りました。2020/08/06

saga

33
【再読】上巻での憲法改正のエピソードの次に大きな山場が講和・独立に関することだ。吉田全権の講和受諾演説を日本語で行わせるくだりは緊張感が伝わる。次郎は墓場に持っていくべき闇にも触れていたが、彼の生き様に通る筋=プリンシプルがあったからこそ、表舞台でも縁の下でも力を発揮できたのだろうと思う。そして死に様「葬式無用、戒名不用」も憧れる。2018/06/04

やてつ

33
歳を経るごとにさらに凄味を増す二郎の仕事っぷり!この人がGHQ占領時代の日本に居なかったなら、現在この国はどうなっていたことやら。ただただ感謝。生き様も死に様もかっこいい!次郎を重用した吉田茂についてもいずれ研究したい。2015/09/24

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