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内容説明
旅先で人生にも道にも迷ってしまった糸子さん。彼女が見つけたのは「小宇宙」と名前がついた建物。その扉を開けると、そこには私設のプラネタリウムが広がっていて…。プラネタリウムを舞台に繰り広げられる人と空の優しい物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あん
76
表紙に一目惚れして図書館で借りました。小さな町にある「小宇宙」という名前のプラネタリウムに集まる様々な人たちが織り成す物語。どのお話も心に沁みます。読んだあと心がじんと暖かくなる本です。2015/10/08
ソラ
46
これは久しぶりに掘り出し物。じいちゃんの個人的に作ったプラネタリウムに集まってくる人たちを描いたストーリーで、神話と絡めたかたちでそれぞれの登場人物に合わせてくるというパターン。正義の星の話が一番好きかもしれない。それにしてもベテルギウスがもう寿命を終えてオリオン座の形が変わるかもしれないっていうのは驚き。2013/12/22
どんぶり
36
表紙の雰囲気に惹かれて購入。毎回一話完結で登場人物と星をかけた物語を展開しています。物語の主軸としては、田舎の離れにある小さなプラネタリウムにいる、店主の風変わりなおじいさんと小さな男の子の二人。そしてそこに訪れるお客さんが、星を通して悩みを解決し前向きになれる、というような感じです。その星との掛けあわせ方が上手いです。正義感たっぷりの女の子と乙女座のスピカを合わせたり、夫婦喧嘩中の夫婦と天の川の織姫彦星を合わせたり…。でも星に関しての知識が薄い私にはちょっぴり理解するのが大変だったとこもありました(笑)2014/02/12
紅香
32
星も生きている。背負ってきた物語がある。不変なものなんて何もない。私達だけじゃないんだ…明日のことが分からなくなるのは…。辺鄙な森の中に『小宇宙』。おじいさんの手作りのプラネタリウム。訪れる人は懸命に生きすぎて少し疲れた優しいばかり。語られる星々がそれぞれの北斗七星になり明日を照らす。星が空にあって良かった。下ばかりを向いてないで、さあ上を向いて一緒に歩こうと励ましてくれる。そんな優しい物語。宇宙は数えきれない程の物語を所蔵してる偉大な図書館。その中で私に寄りそう星に想いを馳せながら。2016/04/10
ぐっち
31
山の中の手作りプラネタリウム、1回100円。じいちゃんと少年と、ふらふらと迷い込んできた人々のオムニバス。特にみんなで流星群を見に行く回が好き。私も行ってみたいな、じいちゃんのプラネタリウム(絶対寝るけど…)。2014/07/12