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内容説明
落ち込み、劣等感、虚しさ、不安――。現代人の多くは、他人や社会の評価に振り回され、自信喪失に陥っている。そんな時代に、揺るぎない自信を確立する特効薬はあるのか? 本書では、アドラー心理学や論理療法、トランスパーソナル心理学、さらに現代宇宙論や進化論を手がかりに、生きる意欲と自信を深める理論とワークショップを紹介。まず、自信と傲慢、うぬぼれ、優越感の違いを考える。ほんとうの自信とは「自己承認」と「他者承認」がバランスよくある状態なのだ。しかし、他者承認とは必ずしも社会のものさしのことではない。なぜなら、それは時代や環境、その共同体の特性によっていかようにも変わるものなのだ。ならば「無条件の絶対的な自信」など確立できるのだろうか。著者は、<私>と<大地・宇宙>のつながり感覚の回復、つまり<つながりコスモロジー>の復権が、自信喪失=ニヒリズムを超える哲学だという。数々の教育現場で効果実証済みの心理学講座。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
koheinet608
12
もう大学を卒業して十年以上過ぎますが、岡野先生の講義を受講していました。 「生きる」ことに不安を抱えた若い人は少なくないですが、国際的調査を見ると、日本の若い人の自尊心の低さは際だっています。 「自分に自信がない」「将来は明るくない」と答える生徒は、7割~8割程度と、先進国ではダントツに高い水準です。 これは、本人の問題というより日本社会全体の問題です。 ただ、岡野先生のように、信念を持って、行動している人がいます。「本物」に出会うと、不思議ですが、自信がわきます。2018/04/04
905
2
何度か再読して本書の中のワークを実践していこうと思う。無駄が多いというレビューはあるが、頭だけの理解から本質としての実感に至るにはしつこいほどの繰り返しも必要。2013/04/10
爽太郎
1
心理学…というか地球の歴史をひたすら語り、「こんな奇跡の地球が俺を支えてくれてるんだ、俺ってすげぇ!」と思えば自信が沸いてくるよ、という話。話にムダが多い。2009/04/10
HIGA
0
自信の話からコスモロジーの部分に入るから人によっては受け付けないかも知れないが、自分にとってはかなり参考になる本だった2016/02/19
oz-machi
0
宇宙の中で生きるみたいな話はわかるんだけれど、少々長い繰り返しな部分があるかも。考えとしてちっちゃい自分を意識しておくことは良いかも。2010/07/10