新潮文庫<br> 天下城(上)

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新潮文庫
天下城(上)

  • 著者名:佐々木譲【著】
  • 価格 ¥693(本体¥630)
  • 新潮社(2015/07発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784101223193

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内容説明

我らの頼り、志賀城が落ちた。信濃での平穏な暮らしは武田軍に踏みにじられた――。その日こそが、戸波市郎太の原点となった。若者は軍師の弟子となり、戦国乱世に遍歴を続けた。だが師の逝去により、その道を絶たれてしまう。運命は、彼を名高き近江の石積み、穴太(あのう)衆のもとへ導いたのだった。鍛えあげた戦略眼と最高峰の技術を受け継いだ男は、やがて、日本一の城造りとなる。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

RIN

33
『獅子の城塞』がめちゃくちゃ面白かったので、その父の波乱万丈の人生を辿る本作へ。大物(?)城持ち領主の主だった合戦しか知らず、郷単位のお館さまごとに領民がおり士分もいるという当たり前のことを見落としていたことが一つ。城を取ったり取られたりの戦も”城の作り”から戦況が変化するという見どころも。勿論、佐々木さんの歴史小説は冒険小説でもあり、これも恐らく一気に読みたいところ。2017/05/13

ケンケン

28
(614冊目)「麒麟がくる」に感化され随分と積読していましたが、これは面白いではないか!? 城好きにはたまらない石積み集団・穴太衆が主人公だけあって、普請の流れや城造りのイロハなど興味深い内容で一気に読了し、下巻へ。 もちろん、松永久秀は吉田鋼太郎さんで脳内再生中ですわ(笑)2020/01/24

ちび\\\\٩( 'ω' )و ////

19
戦国時代の話しが好きな自分が、天下城という題名に心奪われ、上下巻購入。所謂戦国物を期待していたが、石積み職人の物語で、余り期待せずに読み進めていたのだが、戦国大名、戦国武将のように、読む前からある程度知っている、所謂メジャーな人物のお話しではないので、先が読めず引きこまれていった。結構面白い。序盤は軍師を目指す内容が進んでいくんだな、と思っていたらまさかの石積み職人のお話し。有名大名、有名武将、有名な町人。たくさんの人と出会い、各地に遍歴して知識と技術を鍛えあげていった市郎太は、城造りの腕を磨いていく。2016/11/12

YONDA

19
穴太衆という特殊技能集団のひとりを主人公としたのは面白い。兵法者を目指していた主人公が、乱世の中で生きていく道を石積みに見出だす潔さは羨ましくもある。上巻では城戸や堀の石垣詰みの描写しかないが、上巻ではいよいよ城の石垣造りが始まる。佐々木譲さんの警察物は今までに沢山読んできたが、時代物も面白い!2016/04/29

sayan

18
「獅子の城塞」で登場する主人公の父が描かれている。土木関係といえど非常に読みやすかった。信長をはじめ大名それぞれが持ち、狙う天下のイメージを石積みという技で具現化していくプロセスが臨場感あり、ダイナミックだった。また主人公の親族をめぐる物語も、当時の時代を色濃く反映しており単に職人の骨太のストーリーではないところもまた、本書に深みを与えている。早速下巻を読んでみたい。2017/11/18

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