ダッシュエックス文庫DIGITAL 0.000000001％デレない白い猫 2

著者名：延野正行【著者】/フカヒレ【イラスト】

集英社（2015/06発売）

• ISBN：9784086310482

内容説明

もう1人のデレ猫登場!?　怒濤の文化祭黙示録！　確率0.000000001%(せんおくぶんのいち)と言われた結婚を成就させ、世界を救った磯風奇跡(いそかぜきせき)と潮乃女子猫(しおのめこねこ)。　来(きた)る次の世界滅亡に備え、彼らが立ち上げた結婚相談部は、文化祭で出し物を出すことに決める。　出し物について議論する中、磯風と子猫は喧嘩をしてしまう。　割れた二人の心――。0.0000000001%(いっちょうぶんのいち)にまで下がる成就確率。その二人の関係に追い打ちをかけるように、並行世界から新たな潮乃女子猫の同位体――不老不死の幼女・百鬼(なきり)タマが現れる。　「お兄ちゃん、タマにデレて！」　突如現れたライバル猫。正ヒロインの座をかけた決闘が開始する。　文化祭まで七日間。結婚相談部の出し物が出来るまでの一週間を追った――奇跡の第二巻!!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[よっち]

前回の危機を乗り越えた奇跡と子猫が、濃いキャラ揃いの結婚相談部で文化祭の出し物をすることになった第二弾。今回は子猫のライバルとして同位体の幼女タマが登場。彼女の存在や出し物を決める過程で二人の関係がこじれてすれ違ってしまう展開でしたが、出し物ができなくなる危機を迎えて部員それぞれが頑張ったり伏線を回収していく流れは、カオスだった１巻目と比べるとだいぶスッキリとしましたね。素直になれない二人が劇を通して気持ちを確認できたのは良かったですけど、タマも救うとなるとまたややこしいことになりそう？次巻も楽しみです。

2015/05/25

[まりも]

奇跡と子猫が結婚相談部の面々と力を合わせて文化祭の出し物に挑戦する…な話。1巻と比べるとかなり読みやすくなりましたね。新キャラ子猫が来たことによるドタバタ騒ぎ、子猫との喧嘩、そして朗読劇と物語の展開がシンプルになったのでキャラの掛け合いを楽しめるようになって何よりです。相変わらず二人の結婚云々の部分は分かりにくいので次巻があるならそこら辺を改善して欲しい所。タマも救うとなると今後の展開が更にややこしい事になりそうですが、果たしてどうなるのか。次巻に期待ですね。

2015/05/26

[サエズリ割津]

悪い意味でのカオスさがなくなり特徴のないラブコメになったという印象。結婚しないと世界が滅ぶという理由付が、単純に両想いになった磯風と子猫の前には邪魔な感じがする。かといってそれがないと個性が消滅するので難しいところ。タマという子猫の平行世界の同位体が出てくるのですがSF方面には発展せず。SFとラブコメをもう少し絡めてほしかった。イラストは文句なし。

2016/11/25

[AKF-ZERO]

う～ん、様子見で二巻までは買ってありましたが、このシリーズは自分にはちょっと合わないようです。残念。続きは買いません。

2015/11/24

[たこやき]

前巻に続いて詰め込んだ、という印象。ただ、子猫のライバル的存在であるタマが登場し、子猫と奇跡の関係がギクシャクし、それを……と、ラブコメ色が強くなった感あり。その分は、１巻より読みやすくなったと思う。ただ、物語の根底に異世界とか、そういう話が色々とあるだけに、もう少し、そこを出しても良かったかも（といいつつ、出したらわかりづらい、とかいいそうな自分が嫌だが）　とりあえず、１巻で結婚して終わりと思っていたけど……まぁ、結婚しても破局とか、離婚とかってあるもんね……とか無理矢理理由をつけて読んでみた。

2015/08/23