内容説明
「お断りだ」 次なる神魔――ゼスカを求めて北方へと向かったトーイだったが、現在では商会当主として活動する彼女には取り付く島もなかった。やがてゼスカの商会と反乱軍の関係が判明し、トーイは神魔と帝国の間に立たされるが――そんな折、かつての戦友との再会を果たす。「俺は一度、てめえと闘り合いたえと思ってたんだよ」 滅びた里の『勇者』であり、かつては戦友として背中を預けた青年。英雄と勇者の邂逅は、果たして世界になにをもたらすのか。変わりゆくものへの愛を問う二周目異世界ファンタジー、第2弾も戦って口説いて惚れさせる!! 電子版特典として口絵にカバーイラスト(フルバージョン)を追加! ※電子版は文庫版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いーたん
22
最終目標が十二神姫を集めるだけかと思ってたけど、ラスボス的に、イフナテス族の『勇者』ギルフと、皇女の懐刀『軍師』アスタロートが登場。『勇者』の方は十二神姫外の神魔と契約、『軍師』は現代日本からの召喚組とどうやら一筋縄ではいかない様子で、ストーリーに幅が広がりそう。この先が楽しみですが、打ち切りにならないことを願います。 また十二神姫を含む神魔に一等星の名前が付いてるのですが、次のターゲットのミナミはアルクルスはうしかい座のアークトゥルスのことですね。アルクルスだ馴染みがなかったのでピーンと来ませんでした。2015/11/12
ナカショー
11
ツンデレ神魔ゼスカ登場回。通常攻撃が『最後の切札』のトーイが更に強くなって、12人全員揃ったらどんな風になるか、想像するだけで恐ろしいです。次巻も楽しみ。2015/06/16
王蠱
10
「譲れない」ならどうするか。武技と武器に精通する神魔ゼスカとの再契約の為彼女の許へと向かったトーイ一行に訪れる意外な再会と遭遇。「本気で好きになったものならどんな風に変わっても好きでいられるか」この命題は真剣に考えさせられる。人間関係だけで考えてみても心底惚れた相手なら一生好きでいたいのは当たり前、だけど人間変わっていくところも変わらないところもあるからじゃあ折り合いはどうやって自分の中でつけるのか?って問われたら・・・個人同士なら話し合いとかもできるけどそれが難しい「集団」や「信条」だと尚のこと2015/06/14
真白優樹
10
二人目の神姫の元へ向かう中、かつての戦友と激突する今巻。・・・変化を嫌った勇者と変化を許容する英雄、果たして正しいのはどちらなのか。どちらも正しいし、正しくないのかもしれない。今度の対決はいつとなるのであろうか。・・・他の仲間ってその内出るのかしら。というかあの軍師、トーイの関係者だったりするのかしら。・・・今回も神姫の純真さ故の問題が巻き起こるがトーイが颯爽と解決、再契約へ・・・まあトーイって等身大の英雄というか、色々規格外な英雄なんだが。 次回は更なる困難が予想され、次巻も楽しみである。2015/06/13
sskitto0504
9
かなりのチョロいんでしたね、ゼスカ。まだいろいろと伏線張りばかりでしたね。次ぐらいからは一気に2.3人契約してかいかないと中途半端に打ち切られそうだなぁ〜…2015/07/28