内容説明
山峰大央は天狗の末裔。許嫁にして最後の魔女・円と、《遺存種》だけの競売会に出向いた。そこで出会った少女・美緑と保護者を自認する仙人・我王院界善。界善の依頼で美緑を預かることになった二人だが、以来智天使の襲撃を受けたり、味方のはずの界善まで大央を挑発し始める――困惑のなか調査を進めるうち、美緑と《生命の実》と呼ばれるものとのつながりに気づく大央たちだが!? 博物論的オリエンタルファンタジー第2巻!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
25
天狗の末裔・大央と許嫁で最後の魔女・円が「遺存種」だけの競売会に出向き、そこで出会った仙人・界善の依頼で少女・美緑を預かることになる第二弾。ストーリーとしては預かった少女・美緑の秘密を巡って智天使の襲撃を受けたり、依頼主の界善ともバトルを繰り広げますが、主人公・大央のもっさり感は相変わらずで、若干ヤンデレ気味の許嫁・円とのラブラブ夫婦ぶりも健在。今回はさらに挙動の可愛い美緑がいつのまにか私たちの娘扱いになっていて、二人で娘を守るために頑張るみたいなノリに、なぜかつい読んでしまう不思議な味わいがありました。2015/06/03
かんけー
14
大央と円のイチャ振り久し振り(笑)1巻が面白かったので、自然に今巻も♪遺存種の競売会で二人は美縁と言う少女と、その養父を名乗る仙人、我王院界善と出会う。界善は二人の祖父、祖母とも熟知の仲だったと云う。界善のデタラメ級の強さに笑ってしまった。大央をして、「勝てる気がしねえ」と言わしめる(^^)ストーリーに変化を付けたくて登場させたであろう天使のエルザ、その生い立ちはある程度読ませるのだがキャラ的に弱いかな~と・・。大央の義理の姉ちゃん、尤真の方が存在感が際立ってるのが(^o^)残念?美縁の遡上をハッキリと2015/08/07
アキラ@アニメと積読本を消化したい
14
上の下。夫婦愛は一巻目でしたので、ならば今度は親子愛だ、な二巻目。うん、前回に引き続き、なかなか面白かった。親子愛を描いているので、男女のそれとは少し違う、温かい愛情に触れる事ができて満足。新キャラ達もなかなかキャラが立っていて、良い感じ。ただ、銀女と金女が少し空気気味かなぁ。まぁ、界膳が濃すぎるせいもあるけどw あと、碧の出番が少なかったので、次はもう少し出番が増えると嬉しいな。バトルシーンも、色々と要素が増えてきて、なかなかに楽しい。でも、もう少し熱が欲しいかな。ここから、どう続いていくのか気になる。2015/06/18
サエズリ割津
6
夫婦愛のつぎは親子愛な2巻。遺存種だけが参加する競売会で仙人の界善と連れられている子ども美緑と出会い、ドタバタしている間に美緑を預かることになった大央、円夫婦が家族愛を確める話。界善がいいとこ全部もっていったな。なんだかんだサブヒロインである尤真姉が年上の妹って感じで登場すると妙にほっこりする。最初は立場が微妙だった天使ちゃんも腹ペコという強力なキャラを手にいれていて、キャタクターに個性があるなと。続きでれば読みます。2015/06/08
水無月冬弥
6
曽我部浩人先生の #ラノベ 高校生カップルなのに小姑だけではなく娘まで登場するとはやりますね。ヤンデレ妻のせいでハーレムルートはないそうですが、バカップルをどんどんやってください。今回は、界膳がすべてもっていきましたが、そのせいでパワーインフレが激しいのがちょっと不安ですね。2015/06/07