講談社ラノベ文庫<br> 生徒会探偵キリカ6

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講談社ラノベ文庫
生徒会探偵キリカ6

  • ISBN:9784063753721

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内容説明

白樹台に生徒会選挙の季節がやってくる。天王寺狐徹に叛旗を翻した僕は、対立候補の朱鷺子さんと手を組んでなんとか勝つ道を探り始める。勝敗の鍵となるのはやはり副会長候補だが、美園先輩を超えるような逸材がそうそう見つかるはずもない。一方のキリカは、会長がなぜ美園先輩を選んだのかの謎に肉薄。やがて明かされる衝撃の事実と、僕が考えついた危険な作戦とで、選挙戦はまったく予想もしなかった異次元の領域に突入する!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まりも

57
遂に生徒会選挙編。天王寺狐徹の絶対君主制を崩すべく、ひかげは朱鷺子と組み勝つ手段を探す事にする…な話。一年以上待たされたので、細部があやふやな部分もありましたが、やっぱりこの作者の書く作品は引き込ませる力がハンパないですね。ひかげの強みを上手く使う事で、狐徹の圧倒的なまでの器の大きさを改めて感じさせる一連の展開は見事。これで刊行ペースがちゃんとしてたら文句のつけようが無い作家さんなんですけどね苦笑 キリカも今回の件で一歩前進したようだし、今後の展開が楽しみです。続刊あるよね?2015/06/03

よっち

43
白樹台の生徒会選挙で狐徹に叛旗を翻したひかげが、対立候補の朱鷺子さんと手を組んで勝つ道を探り始める第六弾。狐徹を知る人物に会ってその弱点を探りながら、勝敗の鍵を握る副会長候補探しに奔走した末にひかげが出した結論はなかなか面白かったんですけどね。狐徹が予想以上に器のどデカい人物だったというか、真のキーマンを見誤っていたというか。決意して現状から一歩踏み出すことができたキリカに限らず、今回の件で皆一回り成長しましたね。これだけの密度の物語をこのページ数で展開させる著者さんの力量を改めて感じました。流石です。2015/06/01

Yobata

43
白樹台生徒会選挙の季節がやって来る。天王寺狐徹を倒すべく朱鷺子さんと手を組んで戦おうとするも副会長候補がなかなか見つからない。そこで浮上したのが狐徹がなぜ美園を副会長にしたのかという疑問。そこから狐徹の打倒の道を探るも…。ようやく出た新刊,生徒会選挙回。絶対王者である狐徹を打倒するため、朱鷺子,美園,キリカとほとんどが反狐徹側に回るとどんだけ敵が多いねんと思うもそれだけ愛され目標とされてる証拠なんだよねwそんな狐徹がひかげにだけ語った民主主義の打倒と君主制樹立の真の意味。政治理論の所は結構専門的で→2015/06/01

Susumu Miki(Dik-dik)

36
面白かったです。『生徒会探偵キリカ』のはずなのですが、表紙を飾る狐徹のヒロイン力が本巻ではハンパなかったです。ということでまるまる一冊生徒会長選挙。ひかげが取るであろう策には早い段階で気づいたけど、狐徹の策については本編で狐徹が提示する直前まで読めなかった。そして布石の話はまったく想定外でした。2015/06/06

あなほりふくろう

30
対決というには程遠い、実はみんなただただ会長の手のひらの上で踊っていた第6巻。ひかげと会長の格の違いはこれまでずっと痛感していたので、この決着は無難だなあと苦笑しつつも納得できるものだった。良かったのはキリカの演説。虎徹からの卒業、というよりは今の社会という軛からの自由を示唆したものに思えた。もっと様々なことから自由になっていい。自由意思で生徒会に戻ってきたことを嬉しく思うし、また生徒会探偵がみれるかもとおもうとこれからが楽しみ。2015/06/13

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