内容説明
22世紀、第三次世界大戦後のアメリカでは、植民星への移住が進む一方、大多数の国民は福祉としに押しこめられ、配給に頼って生活していた。21歳になったアンドリューはそんな荒廃した地球から抜け出すため、北アメリカ連邦軍に志願する。5年間の兵役を終えれば高額の退職金と市民権が与えられ、宇宙に旅立つことも可能になるからだ。だが脱落者続出の過酷な訓練は耐え抜き勝ち取った配属先は、思いもよらぬ場所だった!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
宇宙猫
30
★★★★ 「宇宙の戦士」と「老人と宇宙」を合わせたような話だと思ったら著者も意識してた。残念なのは、前半と後半はそれぞれ1冊にしても良い内容なのに短くアッサリしすぎなとこ。でも、面白い。2017/11/15
とろとろ
17
本の帯の紹介につられ読んでしまった。最初はサクセスストーリーかと思ったが、どうもそうではないらしい。「宇宙兵」というより、イラク戦線の一兵士という感じがして、何の目新しい事も無かった。続編あるらしいけど無理。2015/06/29
わたなべよしお
14
何も考えずに楽しめる良作。どこかで読んだことのあるような話だけど、まぁ、いいかと思ってしまう。ジョン・スコルジ-ご推薦だということだけど、確かにタッチは似ているかな。「孤児たちの軍隊」にも似ているけど、まぁ、結構おもしろいのだから良いじゃないか、そんな感じだ。2015/06/01
餅屋
6
ウェブ作家のメジャーデビュー作、もちろんミリタリーSF▲植民星への移住が進むが、大多数の国民は配給に頼る生活。北アメリカ連邦軍に志願すれば宇宙に旅立つことも可能に…▼福祉国家政策の底辺から脱出したい若者の独白。基礎訓練は辛いけど、上の寝棚の女子とは寝棚仲間となり、中々の生活。思いもよらない配属先だったが、やはり女運には恵まれた?戦闘描写は中々の迫力で楽しめる。後半お荷物状態も副主人公?がよきかな。影響を受けたのが『宇宙の戦士』『終わりなき戦い』とのこと。次巻も和訳があるので読まずにいられない(2013年)2024/03/06
安里優/独酌
6
この作品だけで考えると、尻切れとんぼという感が否めないが、そのあたりは続刊で明かされるのだろうという期待が持てる良作。 さくさく読めるのは素晴らしい。2015/06/17
-
- 電子書籍
- 凛とした人、卑しい人 なぜ大人たちは恥…