内容説明
エンダー・ウィッギンが死者の代弁者として植民惑星のルジタニアにやってきてから、30年が過ぎた。原住種族ピギーに殺された異類学者のために代弁をしたあと、エンダーは現地の女性と結婚し、そのままルジタニアにとどまっていたのだ。だが、人類に致命的な病気をもたらすデスコラーダ・ウィルスの蔓延を怖れるスターウェイズ議会が、ウィルスを惑星ごと殲滅しようと粛清艦隊を派遣。その到着が目前に迫っていた……!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Dai(ダイ)
17
エンダーシリーズでこのゼノサイドだけ廃版にする意味が分からん。ハヤカワ文庫は血迷ってるのか?それはさておき、下巻を読むべし。2015/12/17
あさひ
16
なんで絶版?こんなに面白いよ。集めてから読まないと辛い思いをします。スコットカードが好きだ。ジェイン。。チャンジャオ。。下巻へ続く。2014/03/27
W.T.R.
3
300ページを過ぎてから次第に話が動きはじめる。死者の代弁者と窩巣女王の想いもむなしく、人類はふたたびゼノサイドに手を染めるのか?むしろ、人類自身がヴァーレルセなのではないかと考えがよぎる。静かに熱い。2014/05/02
VAVA
3
『死者の代弁者』と同じく、ちょっと読んだだけでは面白さが分かってこない。でも分かるとスゲー面白い。ラストのギリギリの駆け引きが熱い。そこまで落ちれば、きみは死なずに済む。老エンダーの言葉が重い。2013/02/14
Musa(ムサ)
2
「死者の代弁者」に続くエンダーシリーズ第三弾。今回は前回で残されていた人類の統治機構「スターウェイズ議会」との対立と、ルジタニアに蔓延する「デスコラーダ・ウィルス」二つの問題にエンダー達が立ち向かう。複数の種族の間で板ばさみになり悪戦苦闘するエンダーが、下巻ではそれらの問題をどのような形で解決するのか楽しみです。2021/01/24