ハヤカワ文庫NV<br> クロニクル1 トルコの逃避行

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ハヤカワ文庫NV
クロニクル1 トルコの逃避行

  • 著者名:リチャード・ハウス【著】/武藤陽生【訳】
  • 価格 ¥990(本体¥900)
  • 早川書房(2015/06発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 270pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784150413385

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内容説明

よく聞け。問題が発生した。きみには消えてもらわなければならない――イラクの砂漠における大規模な建設計画に関わる英国人スティーブン・ローレンス・サトラーは、雇い主である企業HOSCOの幹部に現地を去るよう指示される。そして数時間後、爆発が起き、その陰で大金が盗まれた……金が消えたことも、自分が罠にかけられたことも知らぬまま、サトラーは逃亡をはじめる。犯罪と陰謀の深みを描き世界を圧倒した大型スリラー四部作、刊行開始!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

chiseiok

22
キャッチーな導入部に期待したのも束の間、以降はのらりくらりと眠たい展開で読了に至るまで辛かった(^^;。もしかして四部作通して読めば、印象激変するの かも知れないし、また実際そういったケースはよくあるんですが…。にしてもエンタメ読みのみなさん、この初巻読んで次に手を出すんだろうか?自分は次巻以降は他の読み手さんの感想が出揃ってから判断しようと、小狡く目論んでます(笑)。スタインハウアーの惹句にやられた感…。2015/05/08

mejiro

10
主人公サトラーは請負人としてイラクで働いていたが、復興事業を巡る陰謀に巻き込まれ、知らぬうちに横領犯に仕立てられて逃亡生活を余儀なくされる。逃亡劇のスリルもさりながら、人と人が出会い互いに影響し合うこと、そこから生まれる感情や行動が重点的に描かれている。受けた印象を簡単に言えば、<運命>だろうか。でもその言葉では複雑さを十分に表現できない気がする。ある人の行動が、別の人に影響し、さらには関連する人たちの人生をも変える。そのことを強く意識させる。3巻を先に読んだせいか、途中の会話も理解しやすかった。2015/10/02

蘇我クラフト

7
何故こんなに素晴らしい作品が書けるのだろうか、どういう頭をしているんだろうか?緻密な計算、それぞれのキャラクターの思考を生み出す作家。 突然会社から「消えろ」と言われ始まる逃走劇。何故追われているのかも知らずひたすら逃げなければいけないフォード。そこに絡んできたキャラクター数人によって、迷いや危険なことに直面していく。全4巻のため、まだまだクライマックスには達していない。にもかかわらずこの読了感。信じられないくらいの長編映画を見たような気分。すらすらと読めてしまう感覚。続きがひたすら楽しみである。2018/02/06

對馬 正晃

6
逃避行という割には、追われる側にも追う側にも緊張感がなく、あっちに行ったりこっちに行ったりと散漫ですね・・・。「おっ、ここから盛り上がるのか?」というシーンはいくつかあるのですが、テンポは緩慢なまま。スリラーやサスペンスというよりは、群像劇というジャンルなのでしょうか?あと3巻、読み切れるかどうか・・・(苦笑)2023/07/23

stobe1904

6
4部作中の1作目で、イラク復興プロジェクトにからむ横領事件の犯人とされた主人公がトルコ、マルタ、ヨーロッパと逃避行を続ける話である。横領自体ははめられたものなのだが、金もなく、コネもなく、情報もなくただ流されてるように点々と移動し続けて1作目が終了。復興後の利権などを巡り登場人物の胡散臭ささは、半端ない。ただストーリー展開が遅く、視点を変えながら地味に進んでいくのでじれったさも感じた。とはいえ、2作目も買っているので、ストーリーがどう展開するかわからないが、楽しみたい思う。2015/07/18

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