岩波文庫<br> 危機の二十年 - 理想と現実

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岩波文庫
危機の二十年 - 理想と現実

  • 著者名:E.H.カー/原彬久
  • 価格 ¥1,573(本体¥1,430)
  • 岩波書店(2015/06発売)
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  • ISBN:9784003402214

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内容説明

政治に対する倫理の優位を信じ望ましい政治秩序を構想する,変革の思想としてのユートピアニズム.現実を分析し,そのユートピアニズムの偽善を暴くリアリズム.戦間期二十年の国際政治に展開した理想主義と現実主義の相克と確執に分析のメスを入れ,時代と学問の力動的関係を活写する,二十世紀国際政治学の記念碑.(新訳)

目次

目  次
   凡  例
   来るべき平和の創造者たちへ
   一九八一年刷りへの序文
   第二版への序文
   第一版への序文

 第一部 国際政治学

 第一章 学問の出発
   政治学における目的と分析/ユートピアニズムの役割/リアリズムの衝撃
 第二章 ユートピアとリアリティ
   自由意志と決定論/理論と現実/知識人と官僚/左派と右派/倫理と政治
 第二部 国際的危機

 第三章 ユートピア的背景
   ユートピアニズムの基盤/ベンサム功利主義の移植/合理主義と国際連盟/世論の神格化/ユートピアニズムの敵/判断の問題
 第四章 利益の調和
   ユートピア的統合/自由放任の楽園/政治におけるダーウィニズム/国際的調和/共通利益としての平和/国際的経済調和/調和の崩壊
 第五章 リアリストからの批判
   リアリズムの基盤/思想の相対性/目的に適応する思想/国益と普遍的利益/利益調和に対するリアリストの批判/国際主義に対するリアリストの批判
 第六章 リアリズムの限界

 第三部 政治、権力、そして道義

 第七章 政治の本質

 第八章 国際政治における権力
   軍事力/経済力/意見を支配する力
 第九章 国際政治における道義
   国際道義の本質/国際道義の理論/国際道義に関する一般的な考え/個人的道義と国家的道義の違い/国際共同体は存在するのか/平等の原則/全体の利益と部分の利益
 第四部 法と変革

 第十章 法の基盤
   国際法の本質/法に関する自然主義者の見解/法に関するリアリストの見解/政治社会の機能としての法
 第十一章 条約の拘束性
   条約の法的効力と道義的効力/強迫のもとで署名された条約/不公平な条約/権力の手段としての条約
 第十二章 国際紛争の司法的解決
   裁判に付託できる紛争と裁判に付託できない紛争/「すべてを仲裁裁判に」という企て/「政治的」紛争に対する司法手続きは不適当であること
 第十三章 平和的変革
   政治的変革における権力の役割/政治的変革における道義の役割
 結  論

 第十四章 新しい国際秩序への展望
   旧い秩序の終焉/国家は権力の単位として生き残れるか/新しい国際秩序における権力/新しい国際秩序における道義
   訳者解説
   訳者あとがき
   原  注

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