祥伝社新書<br> ロボット革命 - なぜグーグルとアマゾンが投資するのか

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祥伝社新書
ロボット革命 - なぜグーグルとアマゾンが投資するのか

  • 著者名:本田幸夫
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • 祥伝社(2015/06発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 240pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784396113940

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内容説明

福島第一原発事故の直後に投入されたのは、日本のロボットではなく、アメリカ製だった。ソニーのアイボやホンダのアシモなど、世界トップとされていた日本のロボット技術は、なぜ役に立たなかったのか?一方、アメリカではグーグルが自動運転車の実証試験を進め、アマゾンがドローンと呼ばれる無人機での配達を目指すなど、ロボットに対する巨額の投資が活発化している。日本でも、安倍首相は「ロボット革命」を経済成長戦略の目玉としている。人間はロボットをどう受け容れればよいのか? 日本のロボット開発はどうあるべきか? 自らロボット開発に携わる著者が考察する、ロボット社会の今と未来!

目次

[本書の内容]◇グーグルに買収された日本のロボットベンチャー ◇福島原発事故がきっかけとなったDARPAチャレンジ ◇なぜ日本企業は「ルンバ」を売り出すことができなかったか ◇介護ロボットの実用化がデンマークで始まる理由 ◇ロボットが知恵を持つ可能性はあるか ◇思考よりも計算に舵を切った人工知能 ◇ロボット革命を成功させるためのポイント ◇ロボットは人の仕事を奪うのか ◇ロボットは超高齢社会の問題を解決する大きな力に

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

5 よういち

81
ロボット開発の現状と、人間とロボットの関りについて◆IT企業がロボット技術になぜ投資するかはさて置いて...ロボットは人間を超えてどうなっていくのかという部分が本当に恐い。◆福島原発事故以降、ヒューマノイド(人型ロボット)にしかできないことがあることが認識され、その開発が重要視されている。知能の面ではロボットが人間を追い越すのは間違いないようだ。発明家・カーツワイルはこれを『2045年問題』と呼ぶ。クラウドでつながったロボットはやがて合理的決断として極めて非合理的な人間を排除する可能性もある。2019/05/06

slowlifer

30
ロボット技術の向上に終始すると技術の探究に留まるのみ。ロボットを活用し、生活を便利に、暮らしを快適に、介護を容易にするなど、ライフスタイル、ワーキングスタイルを変革するソリューションの提供が大事で、ロボットはそのための手段。「ロボットは使ってなんぼ」。そのために、ロボットパーキングの設置、人員配置の再考、規制緩和、特区、補助金、自治体での購入などの策を講じて、ロボットと人が共生できる街づくりが必要かと。技術で勝って、事業化で負ける日本。CTOとCEOを分離し、多くの意見を取り入れマーケット化が必要。2017/02/12

たー

26
著者がロボットの現状と未来をどう捉えているかはよく分かったが、なぜグーグルとアマゾンが投資するのかについては深くは触れられていない。2015/02/04

珈琲は深煎りで

20
ロボットのこれまでとこれからについてわかりやすくまとめた良書。自動運転に僕はかなり期待をしているんだけど、実際に使用できるようになったときの具体的な問題まで考えていなくて、その部分に関してアメリカは既に議論が始まっているというのがなかなかショッキングだった。たとえば、家族4人で乗車しているときに事故に遭ったとして、自動運転車がハンドルをどちらに切るかで運転席、助手席、後部座席の生存率が変わったとする。その場合に、システムにどのような価値判断基準をもたせなければいけないのか等々。非常に勉強にもなる本だ。2014/12/13

anco

18
ロボット開発の現状と問題点、そして展望があらゆる角度からわかりやすく説明されていました。日本企業が開発したロボットを商品化できない理由は、開発が技術者の自己満足になってしまっていること、一般市民がイメージできないこと、そして要求される絶対安全。ロボット革命を成功させる鍵は、一般市民の意見を聞きながら、日本の社会でロボットを使ったら便利になる場面と、そのソリューションを見つけること。超高齢化社会の問題を解決する力、そして日本が世界に向けて発信するイノベーションとして、ロボット革命が成功すればと思いました。 2015/02/01

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