内容説明
今川義元を討った信長の武名は、いちやく天下に轟いたが、諸国はまだ彼の天下統一の野望までは知らない。三河の松平元康(徳川家康)と同盟を結んだ信長は、戦国武将として始めて入洛。堺では大量の鉄砲を仕入れ、次なる敵への配備を固めた。それは美濃稲葉山の斎藤龍興。不落を誇るこの城の攻略法は?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
42
信長を戦国武将と呼ぶべきとなりました。鉄砲を用いて次なる敵に向かっていく姿が格好良いです。天下に名を轟かせた信長。いかなる不落の腕を見せるのかが今後の読みどころでしょうね。2022/04/08
金吾
28
『夏草の賦』で2割とれたら全てとれるという趣旨の言葉を長宗我部元親に言わせていたように記憶していますが、この巻の信長は正にその時期なのかなと思いました。躍動する信長を読むのは楽しいです。2023/02/06
桜子
26
今回のサブキャラ龍興、光秀、家康、浅井、朝倉。稲葉山城を手に入れ岐阜城と名をかえていく。藤吉郎の才がひかる3巻目。最後は朝倉攻めの途中で終わりました。光秀をハゲ!呼ばわりの信長でしたが、今年の大河の光秀はかなりのイケメン♡2020/01/18
金吾
23
信長が一気に勢力拡大していく巻です。蒲生氏郷の小気味いい感じが楽しかったです。ラストの浅井久政の頑迷さがなければ、日本はかなり変わったのではと感じ、歴史を左右した凡人と思いました。2021/06/16
ケンケン
22
(404冊目)美濃攻略から長政苦悩までの巻。竹中半兵衛・お手紙将軍・明智光秀・松永久秀・浅井朝倉の両氏など役者がどんどん登場してきたわけだが、登場当初から信長が光秀をハゲと呼ぶ辺りが、知ってるからハラハラする…(笑) 影のブレーン・濃姫の先読む心遣いが冴え渡るのであった!! 気になるところで終わってる上、次を借りに行かねば~2015/05/27