文春文庫<br> 再生の島

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文春文庫
再生の島

  • 著者名:奥野修司
  • 価格 ¥815(本体¥741)
  • 文藝春秋(2015/05発売)
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  • ISBN:9784167903701

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内容説明

都会っ子が離島で変身!? 奇跡の1000日間の記録

沖縄の離島でのゲームなし、テレビなし、消灯十時の共同生活が都会からやってきた中学生たちを変えた。実際にあった、現代の変身譚。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

morinokazedayori

6
★★★★★沖縄県久高島にある、山村留学センターでのドキュメンタリー。携帯やゲームのないセンターで、十数名の中学生たちが時にはぶつかりあいながら共に成長していく様子を描く。子供たちは様々な事情でこの島に来るが、ここでは「特殊な子」として扱われることなく、ひとつの個性として受け入れられ、理解あるスタッフ、温かい島の人々、沖縄の陽気な風土によって心身共に健康を取り戻し、健全に育っていく。それぞれの心に寄り添いながら全ての子を責任を持って育てていこうというゆとりが、センターには溢れている。閉鎖は残念だ。2015/07/16

Ikuto Nagura

5
本編の思春期を必死にもがく子どもたちの青春群像に感動したのに、あとがきを読んで、非常に残念な気持ちになった。強いカリスマ性を持つ個人か、一神教的な教義か、共産主義的な思想がなければ、こういうコミューンは成立しないのかもしれない。とはいえ、現代における教育や親の在り方について考えるきっかけにはなった。「親を親たらしめるために、子供は問題行動を起こすんですよ」「それを親が素直に受け取って学習しないと、子供は何度でも問題行動を起こします」「子供の変化を見て、自分も変わろうとしない親だと、子供は苦しいでしょうね」2015/12/23

Hiroki Nishizumi

3
久高島ゆえと言うより離島の良さが出た結果か。世間にはさまざまな問題を抱えた人々がいるので、その導きとなれば言うことはないな。2025/07/02

うたまる

3
「馬はほっといても馬になりますが、人間は生まれてから人とのコミュニケーションを積み重ねて人間になるんだと思うんです」……沖縄県久高島での山間留学を描くノンフィクション。発達障害の子、引きこもりの子、情緒不安定の子など、何かしらコミュニケーション上のトラブルを持つ子供が成長していく様を追う。本書では成功要因として長閑な島、規律ある生活、オーガニックな食事等を挙げているが、そうではないと思う。決定的なのは、子供たちを歪ませた毒親・悪友から切り離したことだろう。阻害要因を取り除くだけで、子供は成長するもんだ。2016/01/07

tecchan

2
神の島 久高島にある留学センター 。不登校児、周囲とコミュニケーションを取ることが出来ない子など様々な問題を抱えた中学生が、まわりと軋轢を起こしながらも、スタッフや島の人達との触れ合いを通じて成長していく姿を描いたノンフィクション。家族・子育てとは、教育とは何かを考えさせられる。 唯、あとがきに書かれた本書刊行後の事件には心が痛む。2016/11/18

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