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内容説明
1995年とは地下鉄サリン事件、阪神・淡路大震災という二大事件の起きた年だ。またウィンドウズ95の発売などでインターネット元年と呼ばれ、“失われた20年”と呼ばれる経済停滞が始まり、戦後初の社会党政権の時代でもある。戦後50年にあたる1995年は、ここから現代が始まった「戦後史の転機」といわれている。この1995年に、何が終わり、何が始まったのか。その全貌を解く衝撃の現代史!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
mitei
121
1995はいろんな事件、新商品やピークが集まった時代だなぁと感じた。私もおぼろげながら懐かしい記憶とともにあるが、社会的にはそんなことが遭ったのかと思った2013/11/30
honyomuhito
56
地下鉄サリン事件、阪神淡路大震災が同年に起きたことから、1995年は「日本戦後史の転換期となった年」とされている。本書は地下鉄サリン事件、阪神淡路大震災に特化するのではなく、吉崎達彦の「1985年」をまねて、政治、経済、国際情勢、テクノロジー、消費、文化、事件・メディアといったあらゆる側面から、転換期とされている年を輪切りにして、再検証しようと試みたものである。 https://chirakattahondana.com/1995年/2018/07/17
HANA
52
1995年に起きた出来事を政治や経済、国際情勢に文化、事件といった風に分けて解説。あくまでこの年にこういう出来事があった。という情勢分析以上にはなっていないが、この年にこういう出来事があったという事は教えられる。阪神淡路大震災とオウムだけで一年が終わったような気がしたが、それでもその他の数々の出来事は起きていたのであるな。文中に出てくる政治家とか有名人はほとんどがあの人は今状態になっているのが、時の流れを感じさせられる。個人的には人生を左右するような年だったので、何となく読みながらしんみりとしてしまった。2014/01/19
ころこ
47
1995年の意味を政治、経済、国際情勢、テクノロジー、消費・文化、事件・メディアで整理した2013年の本。オウム、阪神大震災、エヴァンゲリオンが有名だが、そんなのは当たり前で、細かい出来事によるその後の胎動を考察するのが面白い。出版当時で95年から18年離れていて、現在は更にそこから12年離れて95年から30年。95年と13年が共にデフレ時代と総括しているのに対して現在はインフレ時代、現在の方がより客観視できる。95年に変わったというよりも、90年前後のバブル崩壊、昭和天皇崩御、東西冷戦崩壊が戦後社会の変2025/12/21
佐島楓
39
10年ひと昔というが、個人的には二十年などあっという間であった。今現在までひきずっている事件や、ここから芽が出ていたのか、と納得した事件、認識が間違っていた事件など、読んで自分の中で情報がずいぶん整理された。国の体質も変わらないものだと改めて思った。2015/03/04




