内容説明
イタリア育ちの貧乏貴族の令嬢スカーレットは、落ちぶれた実家を立て直すため、十四歳も年上の実業家シークエンサとの婚約を決意した。新生活への期待と不安を抱えつつ、超豪華客船“ヴィーナス号”で彼の本拠地・英国へと出発する日、スカーレットは埠頭に佇む一人の少年に目を奪われる。彼――フォスターの瞳は、まるで幼い頃に失くしてしまった宝物のブルーサファイアのようで…!?“呪いの宝石”を巡る陰謀と、“幸運の人魚石”がもたらす運命の恋。海の上のミステリアス・ラブロマン堂々開幕。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Theodore
1
政略結婚ものかと思って読んでみたが、微妙に違った。事件の黒幕に対する遇し方が中途半端なので、ちょっとイライラ。女はもっと男に冷酷に振る舞った方がかっこいいと思うんだ。作中でもリアルでも。 2010/12/27
Rara
1
続編を見越した作りなのか、最後で幼馴染に行くだろうと思って読んでいたのに、どっちつかずの結末だったのが「……あれ?」という感じでした。板ばさみなのは分かるのですが、もう少しこう、清清しいラストは無かったのかなとそこが残念。プリンスの可愛さには癒されました。2010/02/10
pomme
0
☆2011/08/15
雨蛙
0
宝石やドレスのきらきら感が華やかだった。幼馴染にときめいたり、婚約者と距離を縮めたり、今の状態だとどちらに対しても失礼なんじゃないかな。2011/02/16
ma-no
0
この作家の描くカップルの、軽妙なやりとりや、官能的なキスの描写が好きです。すごく生き生きしている。イラストもステキでした。2009/12/22