山本周五郎中短篇秀作選集 5 発つ

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山本周五郎中短篇秀作選集 5 発つ

  • 著者名:山本周五郎【著】/竹添敦子【監修】
  • 価格 ¥1,100(本体¥1,000)
  • 小学館(2015/05発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 300pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784096772058

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内容説明

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思いの深さに支配され感情に身を委ねたくなる。あるいは情やしがらみにからめ取られそうになる。それでも新たな人生に踏み出す人々の潔さ、切なさを描く12篇。『野分』『契りきぬ』『はたし状』『』『雨あがる』『よじょう』『四人囃し』『扇野』『三十ふり袖』『鵜』『水たたき』『将監さまの細みち』『枡落とし』収載。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

山内正

5
淵は崖の下、木の根を伝って下の平場へ 魚が跳ね二匹を釣った  居るんですね川のぬしが  謹慎で国元へ釣りをするように  折角釣ったのに逃がすんですかと 女が川から声を掛けた  一緒に泳ぎませんかと潜った  一体何者なんだ  二人は毎日のように淵で会った  二人で食事をしたいと誘うと  会えば淵で会えなくなると言う  もう少し待ってくれたら 蜂屋と料理屋で着物を着て現れた 淵から四丁程奥に家老の別邸が  私は出て行きますと息子に告げた 父がどう思うか 貴方は父上に何も言えないでしょう  落ち着いて草履履き2022/05/13

山内正

4
家老の息子孝之介がこの枯れた栗林がことにいいと栄三郎に言う  何か足りない気がすると  言い返そうと思って角屋の迷惑にと黙った 冬の詫しさと静けさを描いたが 失礼なことあの人言いましたでしょと店の娘おけいが入ってきた  私が不満とと思って思ってる事言い当てたよ  足りないものが お前は絵描きじゃなく旗本の三男なだけだと陰で言われてる  気晴らしで茶屋のおつると気が合うまだ二度しか会ってないのに  岡に上り おつるに扇子を歩きながら落としてくれと  傾いた逆光の中で放心した顔に 茫然と見ていた これだ!2022/03/21

まなまな

4
有名な「雨あがる」を読みたくて。想像してたイメージよりほっこりライトな読み応えで、「え、これで終わり?」みたいになってしまい、結局それ以外を読まず。もう少しハードボイルド系かと思ってた。そのうちまた他の作品を読むかも。2018/04/07

山内正

3
蔦萬で女中お紋と気が合い話す仲に 又五郎は屋敷から出れなくなり 父は家臣だと知る 五人の実兄は尽く死に五年前から 世継ぎがなく お紋の祖父とのもてなしに心が動く 夜家臣に屋敷に留められ朝方 月代を剃り裃を履き上段の間に入る 老いた藩主の父がいた 伝統を守り扶持に縛られ一生を送る 苦しい生き方だ領民を守り 武家は無くてはならぬと 平等な時が来るまで責を負わねばいけないと父は輝く目で言った これが酔わずに要られるか お前を寄越せと言う 知った事か お紋は女将に世継ぎにならなければ と何度も来たんだよと聞く2020/01/08

山内正

2
亭主が人を殺して牢屋送りで 長屋の者等も急に口も聞かずに 刺す様な目を向ける。 おみきは娘と居た堪れない毎日を送る。 家主が近くで空家が有るのでどうか 知らない土地で暮らすのは?と言う 手に職が有るおみきは知り合いの芳造からもそうしろと やがて知らない男が真犯人は別にいて知ってる奴で奉行所に訴える事が出来るから十両掛かると言って来た おみきは又あの酒癖の悪い男にと 考える。芳造はもう何も心配しなくていいからとあくる日にやって来た。 2018/12/28

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