内容説明
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
近世語研究は、日本語学研究に、日本文学研究に、何をもたらすのか。研究者ごとにさまざま異なろうとする、近世の言語文化の「像」。それらをすりあわせるべく、「新鮮で見晴らしのよい」眺望を提示する。
※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、予めご了承ください。試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。
目次
第1部 文法史の面から捉え直す近世語(時代を超えた言語変化の特性-動態の普遍性を考える
現代語からみた江戸語・江戸語からみた現代語-ヨウダの対照を中心に
時間的・空間的比較を軸にした近世語文法史研究-ソレダカラ類の語彙化を例として
条件表現からみた近世期日本語の景観-『方言文法全国地図』と国語史・近世方言文献の対照から)
第2部 言語生活の面から捉え直す近世語(日本語の歴史的研究と変異形
節用集と近世社会
「近世通行仮名表記」-「濫れた表記」の冤を雪ぐ
問いの共有-文学研究と言語研究の架橋へ)