内容説明
国際的なシティ・ホテルに集う人々は千差万別です。そのゲスト達の不満、トラブル、観光案内から尋ね人探しまでを速やかに解決してしまうのが「けっしてNOとは言えない」職業のコンシェルジュなのです。チーフコンシェルジュが明かす究極のおもてなしとは。
目次
プロローグ お手伝いできることはありませんか?
第一章 なじみの薄い職業ですが
第二章 コンシェルジュになるまで
第三章 ロビーは舞台、コンシェルジュは役者
第四章 ホテルも風景、スタッフも風景
第五章 コンシェルジュランドへようこそ
第六章 アクロバティックなサービスを
第七章 ホテルをもっと使いこなして!
エピローグ どうぞ、お立ち寄りください
あとがき
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
コットン
73
トシキさんのオススメ本。ホテルのコンシェルジュという職業の大変さと面白さ!聞いただけで諦めるだろう要望を実現する粘り強さ:「以前アメリカのある地域に農機具開発をして横浜に住むと言っていた鈴木さんを探す」とか、コンシェルジュになるためには:たくさん遊び・友達を作り何事にも一生懸命取り組み、いろんなものを吸収するように心がける。日常生活のなかで、いつも好奇心と緊張感を持って行動する。と、普通の人にも当てはまっていますよね。2018/03/21
さと
66
テレビ番組で取り上げられていたのを機に知った阿部さんのお名前。私も、舞台は違えどコンシェルジュといった立場のお仕事をさせていただいているだけに、迷わず手にした一冊。サービスではなくホスピタリティー、溢れる好奇心を、お客様に喜んでいただくためのノウハウに変えて楽しんでいらっしゃる。果たして私はどの程度ご期待に添えているのだろうか・・・。でもこんな私を頼ってくださる方がいる事は何よりの喜びだ。その依頼の難易度が上るとしても、精一杯応えていく、今の私のミッション!2015/03/30
おはぎ
21
★★★★☆2000年代初め、まだコンシェルジュという職業があまり広まっていなかったころに書かれた外資系ホテルのコンシェルジュによる本。「決してNOと言わない」と言われるコンシェルジュだけど、著者曰く「NOと言いたくない」のだそう。お客様への誠実な姿勢に頭が下がる。ホテル業界ならずとも接客のヒントになるエピソードがたくさん紹介されていて、文章もわかりやすくて読みやすい。2015/04/14
G-dark
14
コンシェルジュという職業の奥深さを教えてくれる本。コンシェルジュをたずねて来るお客様自身も、自分が「何をしたいのか」「どう思っているのか」というイメージがはっきりしていない場合があると思います。コンシェルジュは、そんなお客様と対話しながらお客様の本音を引き出して、少しでもその希望に沿えるよう出来る限りの手と心を尽くします。凄い職業ですよね。わたしも業種は違えど、そういう気持ちで仕事をしたい!と良い刺激を貰いました。2020/04/25
kakoboo
13
先日プロフェッショナルで取り上げられ、地元の読書会でも紹介されたので読んでみることに。 日本におけるコンシェルジュという仕事をどのようにして根付かせていっているのか、パイオニアとしてその軌跡が語られている様子からプロ意識の高さを感じました。自分の仕事のミッションを的確に認識し、それを確実に実行、演ずる姿勢はかっこいい。何事に対しても飽くなき興味と向上心を持ち、愚直なまでに仕事に取り組む姿勢、誇り高きコンシェルジュである阿部さんのことが一気に大ファンになってしまいました。2015/03/22
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