IKKI COMIX ワイルドマウンテン（８）

著者名：本秀康【著】

小学館（2015/05発売）

• ISBN：9784091885005

内容説明

▼第62話／男が女を愛する時▼第63話／スーパースターはブロンドがお好き▼第64話／ドゥー・ユー・ウォント・トゥ・ノウ・ア・シークレット▼第65話／グッドバイ▼第66話／フライ・トゥ・ザ・ムーン▼第67話／カム・トゥギャザー▼最終話／僕が蒸気のようにとろけたら　

●主な登場人物／菅菅彦（元・地球防衛軍隊長。退職し現在はワイルドマウンテン町の町長に）　
●あらすじ／香港を襲った宇宙人を撃退した菅彦。だが、その事実は世間に知らされないまま日々は過ぎていく。そんな中、柏さんは“さくらなんでもクリニック”の変態ヤブ医者から得た、地球防衛軍の基地観察記録に強い関心を持つ。ワイルドマウンテン誕生の秘密と密接な関係のありそうな菅彦の過去を探ろうと、柏さんとテレビ局が動き出して…（第62話）。　
●本巻の特徴／ワイルドマウンテンの成り立ちをテレビで暴露されてしまった菅彦。あらぬ疑いからハガレゴッドへの非難が加速する中、菅彦は町長として問題解決のため、そして友を守るため、宇宙へ旅立つが…！？　感涙必至の最終巻！！　
●その他の登場人物／小柳くん（地球防衛軍隊員。菅の元部下。率直な性格）、本田くん（地球防衛軍軍用車。歩くし話す）、本厚木（元・地球防衛軍隊長代理。菅とは防衛大学時代からのライバル）、淵野辺さん（ワイルドマウンテン町住民。銀造が心の支え）、銀造（淵野辺さんの孫。この町唯一の子ども）、神保さんの妻（ワイルドマウンテン町住民。夫と死別。菅彦と本厚木の想い人）、安藤マリ（地球防衛軍の現隊長。菅彦の同期で昔の想い人）、渋谷さん（ビトゥイーンVの変身前。ショーがきっかけで菅彦と仲良しに。町民になった）、ハガレゴッド（ワイルドマウンテンの岩山に張り付いてた人型の岩）、ジョージ（地球防衛軍ニューヨーク支部の隊長。香港で活躍し“主役”となったが、真実に気付き退役）、柏さん（TV局のエライ人。町民でもあった。菅彦を気に入るが、仕事には冷徹）

シリーズ完結巻！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[アズル]

その昔、「アックス」か「ガロ」で読んだ原型。オチが一緒で、そのためにこんなに壮大な大風呂敷を広げたんだなぁ、と感慨にふけりました。

2015/09/16

[wknwkn]

大好きなのに最後まで読んでなかったワイルドマウンテン、やっと一気読み出来ました。信じられないくらい面白かった！ゆるさとSFと変態と感動が奇跡的に融合していた作品だと思います。1巻読んだ時は、まさか読後に泣くとは想像もつかなかったな。賛否あるようですが、私は大好きです。

2015/07/10

[青鷺]

見栄っ張りでうそつきでおっちょこちょいな菅彦。けれど、そのあとですぐに後悔して傷つく正直な男。適当でダメなやつかと思いきや、意外と責任感もあるクールな町長。そして何より、情が深い。最初、「菅は何とも人間らしいキャラだなぁ。ふざけた話だなぁ」などと考えながら(楽しみながら)読み進めていたが、最終巻の展開・結末に脱帽。「人類がみなスガちゃんのようにやさしければ…」長官の最後の言葉が胸に響く。『これが！これが！俺が身を捨てて守ろうとした人間の正体か！地獄へ落ちろ人間ども！』そんな叫びが脳裏をよぎった。

2012/11/22

[#208]

これからまた少し、毎日が淋しくなります。

2010/04/11

[rakukko]

面白かった。いつ来るかと思っていたが、やりきれない切なさとえげつないくらいの毒っ気とにやはり言葉が出ない最終巻。そして「君の友だち」から続く(？)SF友情モノ漫画だった事を改めて認識。作者の集大成的な作品。

2010/04/04