内容説明
八十年の歴史を誇る将棋名人戦は、さまざまなドラマと、魅力的な人物の宝庫である。“常勝将軍”木村義雄、“昭和の大巨人”大山康晴、“新手一生”を標榜した升田幸三、そして中原誠、谷川浩司、羽生善治、森内俊之…。長い歴史を持つ月刊誌・将棋世界から当時の棋士の生の声を拾い、当時の興奮そのままに伝えます。中原誠十六世名人と河口俊彦七段の対談を新たに収録。名人戦の魅力がこの一冊に。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kokada_jnet
21
名人交代劇の期を選んで、「将棋世界」の名人戦関連の記事をまとめたもの。記事の統一感はないが、今回、掘り起こさなかったら、そのまま消えてしまったであろう記事が多々。木村名人誕生時の毎日新聞の黒崎貞治郎の記事と、加藤名人誕生時の斎藤栄の記事が面白かった。あと、中原名人誕生時の、米長・大内・佐藤大・西村・森の座談会がいい。森六段は「中原さんは強くない」とこのころから言っていた。2018/07/18
しんたろう
8
木村、升田、大山らが活躍していた昭和初期の将棋界を知る生き証人達が少なくなってきた。これらの時代を知る中原と河口の対談が興味深い。特に棋界の大御所であった升田幸三に関する話などは今だから話せる逸話として、ざっくばらんに語られていた。2015/02/15
大典太
1
第40期の中原-加藤の死闘十番勝負。二十一歳、史上最年少谷川名人誕生の第41期。小学生の頃を思い出して熱くなってしまった。谷川名人についてはご本人も周りもまだまだ棋界の第一人者とは認めていなかったことがうかがわれる。そして、中原-加藤の最終局。十連覇を目前にして大優勢の中原名人が陥落に向けて一直線に突撃!!痛々しすぎる。これぞ勝負の世界ですね2014/09/03
てらさか
0
将棋界の流れを掴むのにちょうどいい本。写真も多くて分かりやすい。2018/12/25
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