内容説明
一族滅亡を覚悟し頼朝をかついで旗挙げした時政は、石橋山に敗れた直後、坂東・甲州の諸族に「歴史の流れ」を説いて合流させ、魔術のように巨大勢力を構築。天下を驚愕させる。富士川合戦で平家の大軍を破り一気に京を攻略しようとする頼朝を引き留め、鎌倉の基盤づくりに突進する時政と、怪物後白河法皇の虚々実々。義経・頼朝・比企・三浦・畠山・梶原・和田…鎌倉草創の功労者たちの滅亡の裏面におどる黒い影は?頼朝・頼家・実朝急死の闇の奥は?民衆を奴隷として扱った足利・徳川・明治と異なる「北条の民衆尊重政治」の背景は?義時・時房・泰時・時頼・時宗・実時・実政と第一級の英才輩出の謎は。
目次
第1章 時政をとりまく環境
第2章 時政の人となり
第3章 歴史の舞台に
第4章 東国政権の樹立
第5章 時政の身内たち
第6章 上洛と時政の司政
第7章 執権への道
第8章 幕府の執権に
第9章 時政の後裔
第10章 御内人たち
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