内容説明
戦法の基本から最新形までを分かりやすく解説する、大好評「わかる!勝てる!!」シリーズ第3弾のテーマは「急戦矢倉」です。
プロと比べ、アマチュア同士の対局ではガッチリ組み合う相矢倉にはなかなかなりません。しかし矢倉の棋書の多くが、しっかり組み合って戦う相矢倉を前提として作られているのも事実です。本書は「アマチュアの役に立つ矢倉の本」という観点で、真田圭一七段が「相矢倉に組み上がらない」戦いを書いた一冊です。
急戦矢倉は非常に奥が深く、本格的な戦法です。奇襲戦法に近いようなものだと感じている方もいるかもしれませんが、本書でその認識は変わるはずです。本書では多彩な後手の作戦を解説しています。 最新の△5三銀右急戦に始まり、右四間飛車、超急戦棒銀、矢倉中飛車、△7三桂型急戦…。いずれも一筋縄ではいかないくせ者ばかり。先後どちらの立場でも知っておきたい戦法です。本書はまさに全矢倉党必読の一冊。特に初段前後で、相矢倉の戦いに悩んでいる方にお勧めです。真田七段の丁寧な解説とともに、急戦矢倉の世界に飛び込んでみてはいかがでしょうか。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
akihiko810/アカウント移行中
22
急戦矢倉の棋書。15年 ちょうど「居角左美濃」が登場するくらいの時期か前? 飛車先不付き矢倉は絶滅。先手矢倉には急戦ばかりとなり、相矢倉はほぼ消滅した現在。先手に矢倉に組まれると指し手に悩むので、急戦の本を読んでみた。 現在の矢倉は77銀を先に入れるものばかりなので、「矢倉中飛車」と「米永流急戦矢倉」は有効だと思うのだが、プロではどうなっているのだろうか? 将棋の歴史上は、矢倉中飛車に警戒するため66歩型(今は左美濃でやられるため絶滅)が主流となり、それには右四間飛車が有効だったという2024/06/29
あなあき
1
急戦矢倉の五つの指し方「△5三銀右急戦」「右四間飛車」「超急戦棒銀」「矢倉中飛車」「△7三桂型急戦(米長流&藤森流)」を紹介。かなり以前に金井恒太の『対急戦矢倉必勝ガイド』を読んだはずなんだけれども、全然身についてなくて(笑)、改めて急戦矢倉の「奥深さ」に触れたような気分だ。印象としては、色んな変化を網羅的に掲載している感じで、紙幅の関係なのか図面が省略されていたりすることも多く、1回通読しただけでは今回も(笑)あんまり身につかないかもしれないが、「超急戦棒銀」「藤森流」は、実戦で試してみて好感触を得た。2016/04/12
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