内容説明
「徳川の天下」が揺らいでいる。関ヶ原の後、伊達・上杉の奥州連合軍は決起し関東を攻めた。江戸を落とした奥州軍は、東海道で徳川軍と激突。家康は敗走したのだ。混沌とする天下の鍵を握るのは前田の芳春院、利家の妻だったまつと淀君だ。前田慶次郎は大坂城乗っ取りの奇襲策に打って出た。窮地に立たされた家康の次の手は……。瞠目の戦国仮想歴史戦記第三弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
おおとろ|ストーリーテラー
14
☆☆☆再読。もし――あの破天荒な男、前田慶次郎が「関白」になったら?……うん、まず間違いなく日本は静かじゃ済まない(笑) 林信吾さんの『ジパング大乱』シリーズは、歴史という定説に堂々と喧嘩を売る。その中でも本作は、まさに戦国ロックの最終章。“花の慶次”が政治を握ったら?戦国のルールがどう崩れるか?その答えがここにある。 物語では、慶次がただの傾奇者ではなく、「義」と「美」と「狂気」を併せ持つ男」として描かれる。林氏の筆は、まるで太刀筋のように鋭く、時に詩のように美しい。2025/10/13
シン
6
歴史ifもの第3巻。通説とは異なる別世界、パラレルワールドのお話は面白いです。この巻で終わりかと思ったのですが、まだ続くようですね。続きが大変楽しみです。2015/10/12
sin
6
if物の3巻目。2巻で越後を堀より奪った前田慶次郎が兼続の策略を元に中央大阪へ進出する。その手際とは?大阪の冬の陣よりも早い年代で起きてしまう家康vs大阪の戦いの行方。一歩遅れをとってしまった伊達正宗の今後の活躍は次巻へと続く。2015/04/22
yamakujira
2
架空戦記シリーズ3作目。関ヶ原で勝利した家康は、上杉伊達連合軍に東海道で敗れるも、冬を迎えて戦線が膠着する。北国が動けないうちに西国を平定しようと、毛利討伐に向かう家康を淀君が牽制、家康率いる東軍と、前田真田長宗我部連合軍の決戦となる。とりあえずの結末はタイトルの通りだけれど、謙信の夢を叶えて満足する上杉の北で、天化を狙う伊達がうごめいて、さらに物語は続くらしい。虚構の歴史に遊ぶのもそろそろ飽きてきたから、ここらへんで終わりにしてもよかったのに。 (★★☆☆☆)2019/01/04
おおとろ|ストーリーテラー
1
☆☆☆☆☆
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