孤独の研究

個数:1
紙書籍版価格
¥491
  • 電子書籍
  • Reader

孤独の研究

  • 著者名:木原武一
  • 価格 ¥479(本体¥436)
  • PHP研究所(2015/04発売)
  • ポイント 4pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569568287

ファイル: /

内容説明

人生の最高の友であり、最大の敵でもある孤独とのつき合い方とは? お金で孤独を買ったピュリツァー。34年間1万7千ページの日記を生涯の唯一の道連れとした大学教授アミエル。深い孤独から後世に残る偉大な作品を創造したニーチェ。自分の音楽の完成のためにステージを去り、録音スタジオにこもったピアニスト、グールド……など。古今東西9人の人物に〔孤独〕の生き方を探る、本格派人生論。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

もくたつ(目標達成)

9
歴史上の偉人の人生をもとに、孤独について考察した本。人はひとり。でも、人とコミュニケートしてしか生きていけないということを、具体例を挙げて説明している。例として挙げられたニュートンやニーチェは、幼い頃から親や友人と近しくせず、それでも平気なように、自ら孤独に慣れる訓練をしていたという。でも、晩年弱っていくニーチェの様子を読むと、それは孤独に心を蝕まれていたためではないかと感じる。孤独から、偉大な考えは生まれる。でも、孤独だけで生きていくのは辛いだろうと思った。2015/12/28

inami

3
◉読書 ★3.5 ニーチェ、25歳という異例の若さで大学教授に就任、体調不良で教授をやめるが、友人への手紙には「苦痛、孤独感、散歩、悪天候・・これがぼくのサイクルです」と、ショーペンハウアー、母親はゲーテとも交際があった小説家だが、26歳のとき母子は完全に決別、ヘーゲルとは同じ大学でライバル。偏屈、頑固、強情、意固地、自信に満ちた不屈の老人。ピアニストのグレン・グールド、ピュリッツァー・・と続く、孤独ってなんだろう?人はひとり、他人の立場に立ってものを考えることは大事だが、自分の考えをもつことはなお大事だ2017/09/12

まさかず

3
人は一人では生きていけないのだけど迎合するだけでは卓越したものは生まれない。そう教えてくれる。信念を持ち自分のために時間を使い、職業を通して人類に貢献する。孤独をそういうためのものととらえた。だけど一人ではさびしいし自分のたち位置が見えなくなることもあるしバランスを求めてしまう。それでは卓越には繋がらんのだろうなぁ。2015/12/02

tongari

0
『我々の不幸は、一人で部屋にじっとしていられないことからはじまる。』孤独は、自分の点検とメンテナンスをする作業。自分がよいと信じることをし続けると、いつのまにかふと孤独を感じてしまう。偉人はいつだって孤独だ。自分と同じことを、同じだけ考え続けた相手はいないのだから。2016/10/29

かれす

0
孤独といっても単に一人であるが故に感じる場合と、大勢の人や物質的に満たされたとしても感じる場合など色々形がある。本書は哲学者、音楽家、作家、富豪などの作品や生き方を通じて、孤独とは何かを書いた本である。 本書の中では、孤独が創造の源泉、つまり何か成し遂げるエネルギーとなりうるということを述べる一方、同時に一人では生きていけないという点についても触れている。生きる目的を考えるうえで、孤独とどう向き合うのかを改めて考えるきっかけになった。2014/05/01

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/273146
  • ご注意事項

最近チェックした商品