世界を動かした21の演説 ― あなたにとって「正しいこと」とは何か

個数:1
紙書籍版価格
¥2,530
  • 電子書籍
  • Reader

世界を動かした21の演説 ― あなたにとって「正しいこと」とは何か

  • ISBN:9784862760968

ファイル: /

内容説明

<p>言葉の力が世界を変える。――彼らが命をかけて向き合った「問い」に、あなたはどう答えますか?</p>
<p>いつの時代も、言葉が世界を変えていく。確信に満ちた言葉は、人の思考を変え、行動を変え、さらには世界まで変えてしまう力を秘めている。自由と平等、移民問題、死刑制度、テロ、気候変動、歴史問題、戦争と平和……世界と人類の大問題を論じ、良くも悪くも世界を動かした演説を軸に、いま考えるべき問いを突き付ける論争の書。</p>
<p>●大問題の本質に迫る――いまを考えるための100年史。

過去100年間に世界に大きな影響を与えた演説を21紹介。20世紀の幕開けから今日に至る激動の歴史において、人々の考え方はどのように変わり、それは現在の世界にどんな変化をもたらしてきたのか。著者による解説とともに演説を読むことで、「現代」を形作ってきた「考え方」の流れと、その中に潜む問題が見えてきます。</p>
<p>●正しいことは何か?――多面的な視点が真実への道。

本書はただの「演説集」ではありません。それぞれの時代背景や内容について明快に解説し、各演説をどう読むか、そこから何を考えるべきかの手掛かりを示します。賛成・反対、さまざまな主張や信念や世界観、理想的視点と現実的視点の違いからわき起こってくる問いの数々。あなたは何を「正しい」と考えるでしょうか?</p>
<p>●言葉はしばしば人を惑わす――判断するのはあなた自身。

本書に収録されているのは、「名演説」として知られるものだけではありません。激しい非難を浴びた演説、死刑囚が最期に残したスピーチ、敵対するブッシュとビンラディンの両者の演説なども含まれます。言葉は世界を「正しく」動かすとは限りません。彼らの言葉をどう受け止め、そこから何を学ぶかはあなた次第です。</p>

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hiyu

7
演説へと至った背景や価値観、世界観ともいえるものを考え、時には想像しながら読む。受け止め方に差はあれども、やはり著者の主張はおわりににある「私たちは何をすべきか」に集約されているのではないか。解答や正解はなく、ひたすら何を考え抜き、如何なる行動すべきかそれを問うている。2017/10/11

yuzyuz_k

5
読み進めるのに時間がかかりましたが、興味深い一冊です。 時代を経て陳腐に感じる部分の演説もあったり、正統性を主張したいばかりの演説に感じる演説もありました。 いろんな立場の人が読んで、寛容な態度で議論出来ると、この本が活きてきそうな感じがしました。2018/06/24

ななっち

3
演説そのものと時代の背景の説明があり、またそれぞれ違った立場からの演説も取り上げられていて考えさせられます。ブッシュ大統領の対テロ戦争とビンラディンの反論、またソルジェーチィンの西欧近代文明に対する問題の提起とレーガン大統領のソ連への挑発的な政策を採用した時の発言など。特に一般的な印象に比べるとビンラディンの指摘は極めて冷静で単純ではありません。まさに歴史を変える言葉とは何なのか、名言集とは違い、人々の心に訴えかけます。2012/05/05

2
名言集的なものではない。「私たちは、他人の目を通してものごとを見る能力を持たねばならない。(中略)自分の思い込みを問い直し、意見が違うかもしれない人とかかわり合う必要がある。自分の見方が完全に正しいと思い込むのは傲慢であり、その見方に疑問を持たないのは怠惰である。」まあ、自分から進んで騙されたり扇動されようという人間はいない、という。しかし、レトリックの上手さだけに目を取られると、本書収録の演説の是非も自信をもって判断できないなー…2012/04/23

maki

2
言葉が人に気づきを与え、真の行動を起こさせる。こうして世界が形成さて来た。その21の言葉がこれらなのかは賛否があるところ。2011/12/24

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/2433544
  • ご注意事項