内容説明
強欲成金の親子に殺人予告状が送付され、道楽息子が殺された。戦慄した父親は暴力団に警護を頼むが、四十人近い組員もろとも皆殺しにあう。さらに財団連会長に新たな殺人予告状が届く。警視庁は万全の警備態勢を敷くが、娘になりすました何者かが侵入し、会長は殺害された。重大事案発生に、時宗(ときむね)首相は仙石文蔵(せんごくぶんぞう)を頼る。文蔵の戦時中国での因縁に絡む犯人像が浮かんだ。ハードロマン巨篇。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
へいがぁ
3
だいたい著者の書きっぷりは判っていたつもりでしたが、完全な伝奇モノだと感じました。2016/02/23
アーサー・エリス
1
知人からの貰いもの。後に第2巻ということを知って後悔するも読破。あらすじからサスペンスものを期待したが、中盤以降の超人格闘バトル展開にぼーぜん。バイオレンスな『特攻野郎Aチーム』といった印象。淡々とした筆致は逆に予告殺人鬼の異常な強さやターゲットの恐怖、そしてバトルの壮絶さを表現していたし読みやすかった。ただ、十樹と奴隷の島関連のエピソードは本筋とは関わらないくせに妙に自己主張していて蛇足感が強い。個人的には仙石文蔵一行より恵兄妹に感情移入してしまう。2018/12/05
つきのわ
1
シリーズ2作目。中国の仙人の子供達が相手という荒唐無稽 な設定。2017/08/31
いこまる
0
いつもの西村さんの感じだね。良くも悪くも西村寿行2016/01/09
おなか@
0
今度は、vs仙人の子供たち なんで黒?2015/08/16