ちくま新書<br> 日本の大課題 子どもの貧困 ――社会的養護の現場から考える

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ちくま新書
日本の大課題 子どもの貧困 ――社会的養護の現場から考える

  • 著者名:池上彰【著】
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • 筑摩書房(2015/04発売)
  • 夏を先取り!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~6/29)
  • ポイント 240pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784480068187

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内容説明

社会が大きく変化するなかで、「家庭」で育つことができない子ども増えている。貧困、虐待、DVなどの理由により、家庭から隔てられた子どもは、健康や学力の面で不利を強いられる。その数およそ7万人。経済格差が極まりつつあるいま、世代間連鎖を断つために「社会的養護」の必要性が高まっている。「子どもの貧困」を象徴する児童養護施設の現場から、問題の実態をレポートし、その課題と展望を明快にえがく。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆみきーにゃ

59
《図書館》思ってた内容とは違った(>_<)児童養護施設についての本。今は子どもが居ないが、子どもが出来たらまた読んでみたい。子どもがいたらまた違った思いがあるんだろうな〜と思いながら読了。2015/12/13

みゃーこ

54
子供の貧困の連鎖の最前線であると考えられら池上さんは児童養護施設でインタビューを行うことから本の前半部は始まる。専門家ではないというスタンスからか、前半は池上氏と養護施設の関係者との対談、後半は専門家の論文と言う構成。養育家庭でいくつもの逆境を背負って生きる子供たちの問題と課題を浮き彫りにし、そこからどのようなアプローチを図っていくかを提案している。ほとんど池上さんが書いた本ではないが、「池上彰」ブランドであることがここでは重要だ。この分野に池上さんが手を出し始めることの社会への反響と政府への影響に期待し2015/06/27

糜竺(びじく)

43
読んでいて、身につまされる、非常に考えさせる内容でした。児童養護施設とは全くといっていいほど接点が無かったので、どのようなものなのか、どう取り組んでいるのかなど、色々分かり、そこから、子供の貧困の実情も見えてきました。児童虐待、貧困、また、それだけでない様々な問題が幾つも積み重なっているのを知った時には圧倒されました。また、親の方にもかなりの割合で精神疾患で苦しむ人も多数いる事を知り、解決の難しさを感じました。なかなか、私達が意識的に見ないと分からない子供の貧困問題を知る上でぜひ読む事をお勧めします。2017/05/20

のんすけ

38
池上さんの名前を見て期待しただけに、物足りなさが残った。児童福祉施設の現状について法的な変遷からわかりやすく解説。読みやすい。今の子どもの貧困の状態や親の苦悩もよくわかる。施設対処後の自立に向けた取り組みに関しては知らないことも多かった。ただ、池上和子さんの書かれた部分は同じ言葉の繰り返しが多すぎて読みづらくイライラしてしまい、結局言いたいことを繰り返しているだけで深みがない。新しい発見もなくただ残念。図書館本。2015/09/15

異世界西郷さん

31
貧困の問題を池上解説で読めるのか、と思い読んでみました。本書の前半は児童養護施設がどういうものかを中心に対話形式で、後半から子供の貧困の現状と課題について論じています。前半は、児童養護施設がどのようなものかを詳しく述べてあり、施設のルーツや経営手段など自分が知らないことも多く勉強になりました。後半については、やはり現実は非情であることを認識させられ胸が痛みました。親から子供に受け継がれる「貧困の再生産」は阻止されなければならないでしょうが、現状では解決は難しそうです。(続)2015/12/11

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