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内容説明
バブル崩壊後のニッポンはモノづくり大国といわれながらも、製造のメインは賃金の安い中国やアジアへと移ってしまった。いわゆる製造業の空洞化である。工都として発展してきた川崎市はその影響をモロに受け、不況の波にのまれていた。「どうにかしなければいけない」そんな声に応えるべく、川崎市役所内に立ち上がったのが「ものづくり機能空洞化対策研究会」である。週1回朝7時からの会議は800回を超え、川崎市の製造業の発展を討論してきた。彼らは徹底した現場主義を貫き、個々の企業の声に耳を傾けた。そして企業と企業、企業と銀行、または企業と大学などを連携させ、大きなネットワークを形成するに至った。そしてそれが大きなムーブメントをつくり、徐々に活気を取り戻していった。そしてモノづくりの町・川崎は復活したのである。この川崎モデルの成功は、日本の他の自治体をはじめ、国の機関や海外の自治体、マスメディアなども多く、川崎に視察にきているほどだ。ではなぜ、川崎モデルは成功したのか? それは公務員としては異例である、「密着」「おせっかい」「キャラバン隊」という戦略だった。彼らは川崎の企業がよくなるのを待つのではなく、自らが率先となって川崎市の経済を活性させるために立ち上がったのである。本書は、川崎市の中小企業経営者や銀行員たちへの取材から、川崎モデルを推進しているメンバーの奮闘を描いたノンフィクションビジネス本。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ふろんた2.0
25
川崎のものづくり支援活動はうっすらと知っていた。本書を読むとそういう活動をし実績も挙げている自治体はごくわずかとのこと。中小企業が舞台なので、たとえ成功であっても、常にイノベーションに奮闘することになるであろうが、脚光を浴びるチャンスを獲得できるいい活動だ。2014/05/12
koji
6
恥ずかしながら、川崎市に住んでいながら「川崎モデル」という言葉は知りませんでした。金融機関に勤め、多少なりとも行政機関と関わりを持った経験から言うと、この本で書かれていることは「ある意味」奇跡です。何が奇跡かと言うと、行政機関と雖も、行政効率を求められ第三者の監視の眼にさらされる中で、このような非効率な事業(褒め言葉です)を続けられることです。私は、この本を読んで久々にワクワク感を覚えました。ある種、木村さんのような生き方には憧れを持っています。「のめりこみ」、「おせっかい」は中小企業育成のキーワードです2014/08/29
まる@珈琲読書
5
★★★★☆■感想:知財という部分に着目し大学を活用して具現化した知財を企業に提案する形は面白い。役人らしからぬ熱意、実行力、スピード感があるから可能になったモデルだと思う。全てが平等公平ではなく、産業振興には選択と集中もなければジリ貧になるだろう。■学び:元気な企業の発掘→企業の強みの発見(キャラバン隊:市、CD、金融、大手知財など)→強みの見える化(認定制度、受賞イベント)→オープン・イノベーション。えこひいきとおせっかい。■行動:「困り事はありませんか」ではなく「こういうものはどうですか」2015/09/25
Yoshie S
4
川崎市役所の職員のアイデアが中小企業の技術やものづくりを取り上げ支援し、拡散して地域にも還元していくであろう実例集。あまりにもさらっと読んでしまったので、再読が必要。産業振興推進に市がこんなに関与していたとは市民なのに知らなかった。継続しているというのがさらに素晴らしい。やってみようの精神と繋がっていく社交性、きちんと相手を吟味して個の力がまた類友で繋がってチームになっていくのは痛快なほど。さらに裾野を広げてもらいたいのと、ものづくりを活性化してほしい。また何らかの形で関わることができたらと思う。この中心2014/09/21
Hisao Chugun
4
中小企業支援に関わる人は、ぜひ読んでおきたい本。自分に何ができるのか、各自が考えて行かないと。2014/07/12
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