内容説明
何者かに首を絞められ、幽霊になってしまった田舎貴族の娘アリスティア。彼女は、気づいたら幽霊が見えるジーク王子の腕の中にいた。しかも、「結婚してくれ」と熱く迫られて――。って、幽体離脱してるだけって分かった途端「生き返らずに、死んだままでいてくれ」なんてひどすぎます！ それに、幽霊しか愛せない王子が、どうして生きてる私と婚約したがるの!? まさか、幽霊になることを期待されてるなんて、ないですよね？幽霊姿に一目ぼれした王子に掴まってしまった哀れな少女の残念系幽霊ラブコメディ！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
葉月たまの
22
この王子様、変態だあ＞＜。でも、好き♪。この二人のカップル、見てて、何か微笑ましかった♪。理想のカップルだよね、こんな恋、いいなー♪。ヒロインのアリスさんも好きだった♪。今日のヒロインは性格的にも好き♪。素直にこんなヒロインなりたい、と思ったー♪。王子さまも……変態だけど、よかったよ♪。この本、読んでて、楽しかった♪。2015/05/20
瀧ながれ
18
生きた人間（とくに女性）不信で、幽霊と親しい王子が、スプラッタじゃない女性の幽霊を見つけて感動のあまり求婚。しかし彼女は、ある拍子に幽体離脱しただけの、生きた女性だった。彼女を本物の幽霊にしたい王子と、生きている自分を見てほしいヒロインの、噛み合わない想いがおもしろかった。2015/04/25
ばにー
16
サブタイトルの「墜ちてる幽霊は俺の嫁」が全て語ってる(笑)この王子いい！結婚式の招待客が全て幽霊と言う続編を希望したい。2015/04/13
陸抗
15
殺されそうになり、幽体離脱したアリスティアを見つけたのは、幽霊王子と呼ばれるジーク王子。小さい頃から霊が見える王子は、理想の女性を見つけたとアリスティアを気に入り、このまま幽霊になれと迫る始末。王子が幽霊にこだわるのにはきちんと理由はあるものの、最後までこの性格が治らなかったらどうしようかと思った…。アリスティアの命を狙ってた黒幕は予想通りだったけど、最後のやられ方はなんだか気の毒だった。2018/08/15
シルク
14
あーもう、おっかしい(≧∀≦)この作家さんはもう、新刊が出ていると大喜びで即買いする作家さんだ。どうにもマヌケな設定にクスクス笑ってしまう。ずれた会話がおかしくて愛しくて、胸がコロコロくすぐったくなる。あー、なんだか愛しいな。…アシュトラーゼ国の第一王子ジークーー通称幽霊王子ーーは、ある日一目惚れした。死者の姿を見、操るが故に誰からも恐れられるジークである。妙齢の女性達は皆こぞって彼に近付こうとしないし、王子も自分を怖れるばかりの人間達がほとほと嫌になっていた。生きている女性は嫌だな…そう思って、女性とは2015/05/17
