内容説明
「わたしの災難のすべては、あなたの手袋が原因です。助けてくれないと殺人が起きます……」弁護士事務所にいたヒューと許婚のヘレンの前にトルコ帽の東洋人が現われた。予言どおり彼は他に誰もいないはずの部屋で死んでしまう。不可能犯罪に法廷弁護士パトリック・バトラーが挑む！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ホームズ
9
「手袋ののせいで」って言うダイイングメッセージは分かりにくいでしょう（笑）まあ言葉の違いがありますからむずかしいですけけどね（笑）バトラーの登場からテンポが良くなってきて楽しめた（笑）ヒューの恋愛については方向転換が早すぎる（笑）そんな簡単に変わってしまうんですか（笑）2010/12/13
＊＊くま＊＊
7
これは結構マニア本かも、熱心なファン向け。「疑惑の影」で活躍した弁護士、バトラーが探偵役。「疑惑の影」ではちょっと嫌なヤツでしたが、今回は少なくとも私はちっとも嫌なヤツとは思わなかったな～。むしろ「疑惑の影」ネタが出てくるとことか、ホロリとさせられました（笑）。ちなみにミステリとしてはまったく期待しないほうがいいです（笑）。おそらく期待して読むとがっかりでしょう。ドタバタ喜劇、アクション、恋愛がたっぷりの、カーの歴史ミステリなんかで割とよくある作風。恋愛なんて三角関係どころか四角関係になってます（笑）。2014/07/04
二葉
4
久々の再読。殆ど内容忘れてました。トリックのヒントはカーらしい示し方。「疑惑の影」の真相に触れてるから未読の人は注意です2015/05/16
ホームズ
4
準密室で刺殺された被害者。「手袋のせいて」といい残し死んだ。ダイイング・メッセージは言葉の違いがあるから(--;)ちょっとわからないよね(--;)最後はバトラーが弁護士らしくて良かった(笑)カーが好きな恋愛の話も(笑)いきなりそっちをとってしまうの？って気はしたけどね(笑)2007/09/18
餅屋
3
ノンシリーズ▲「わたしの災難のすべては、あなたの手袋が原因です。助けてくれないと殺人が起きます……」予言どおり…▼フェル博士なしでも俺はやれるんだ！『疑惑の影』で暴れたパットだが、密室ものだがドタバタ・ラブロマンスなので、案外ピッタリ。巻き込まれ主人公の弁護士ヒューは人間関係が残念系…。厄介な弁護士を相手にせざるを得ない警察官が可哀そう。自分的には著者のlatestな作品を読んでいるはずが訳文が古く、音便が大文字だとか、一人称が「わたち」だったり…快作故、すぐ慣れたが…ヒロインのイメージが⁉（1956年）2024/10/02
